味の素冷凍食品“冷凍餃子が張り付いたフライパン”の3Dデータ公開、3520個の“フライパンの履歴書”データも、「冷凍餃子フライパンチャレンジ」サイト開設で
味の素冷凍食品は10月13日、『冷凍餃子フライパンチャレンジ』プロジェクトサイトを公開した。
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同サイトは、味の素冷凍食品がSNSで行った、“冷凍餃子が張り付いたフライパン”の提供を呼びかけるプロジェクトにより集まったフライパンの使用実態の検証など、研究経過を報告するものとなっている。
このプロジェクトは5月11日、「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」という個人のSNSの投稿を契機に、味の素冷凍食品が「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」と返答したことがきっかけとなった。6月16日には、冷凍餃子のフライパン張り付きに関する検証結果の報告とともに冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供を呼び掛け、3日間の募集で総計3520個のフライパンが届いた。
プロジェクトサイトでは、提供されたフライパンの3Dモデルをデジタルアーカイブとして順次公開する。3Dモデルは高繊細な3Dスキャナにより測定されたもので、使い込まれたフライパンの様子を360度、詳細に確認することが可能だ。そのほか、フライパンの発送エリア、直径、厚み、重量といった情報を“フライパンの履歴書”として公開しており、各情報ごとの絞り込み検索も行える。また、連動したメディアプラットフォーム「note」で検証の進捗を報告するという。
味の素冷凍食品はプロジェクトについて、提供されたフライパンによってユーザーの調理環境の実態把握に取り組み、最適な調理条件に多様性を持たせることで、実際に家庭で使用されているフライパンで焼き上がる「ギョーザ」の再現性を高めることを目的にしているとした。フライパンを提供・SNSの投稿を拡散したユーザーの期待に応え、「ギョーザ」の“永久改良”に取り組むという。