味の素冷凍食品が「食品ロス」テーマに出前授業を都内小学校で実施、課題や取り組みを解説
味の素冷凍食品は10月19日、都内の公立小学校で、「食品ロス」をテーマに出前授業を実施した。5年生167人が参加した。今回で3回目を迎える出前授業は、コーポレートキャラクターをあしらった教材「あじペンノート」の提供など、大日本印刷の協力のもとで実施された。
食品ロスの課題や味の素冷凍食品の取り組みを理解してもらい、日常生活との関わりに置き換えて自分ごと化してもらうのが目的。講師は味の素冷凍食品戦略コミュニケーション部PRグループの内貴愛里氏が務めた。
授業では、食品ロスの発生原因や年間発生量を3択のクイズ形式で出題した他、冷凍食品に関する基礎知識なども解説した。また、お笑い芸人のNON STYLE石田明さんが味の素冷凍食品の工場見学を通じて、製造過程から出た廃棄箇所の再利用などを学ぶ動画も放映し、さらなる理解につなげた。
その後、児童に食品ロスを自分ごととして捉えてもらうために、課題を出して考えた結果を発表してもらうワークを実施した。
そのうちの1つ「食品ロスをなくすために自分たちができることは何かあるかな?」との問いには、「レストランでご飯を食べる時は、食べられる分だけ頼む」や「商品を買うときは棚の前から取る」などの答えが出た。
授業の最後に内貴氏は「食品ロスは誰かの問題ではなく、みんなで取り組むもの。今日の授業から、みんなが考えてくれたことや、ゴミを減らす工夫をしてほしい」と締め括った。
内貴氏は本紙取材に対して「うなずいたり手をあげてくれたりする子どもが多かった。授業後に『今度工場見学に行きたい』と言ってもらえて嬉しかった」と話した。
今後は、10月から11月にかけて、関東エリアの小学校3校で出前授業を実施する予定だ。
〈冷食日報2023年10月25日付〉