「贅沢野菜」シリーズで袋のまま温められるパッケージ採用、「青の洞窟」初のスイーツはティラミス、パスタの刷新も/日清製粉ウェルナ

「贅沢野菜」シリーズで袋のまま温められるパッケージ採用、「青の洞窟」初のスイーツはティラミス、パスタの刷新も
「贅沢野菜」シリーズで袋のまま温められるパッケージ採用、「青の洞窟」初のスイーツはティラミス、パスタの刷新も

日清製粉ウェルナは、家庭用冷凍食品の新商品12品(リニューアルは4品)と、業務用冷凍食品の新商品6品を、3月1日に発売する。家庭用は「マ・マー THE PASTA 贅沢野菜」シリーズで、袋のままレンジで温められる形に改良した。簡便性をより高めると共に環境負荷の軽減などにつなげる。他にも、「青の洞窟」シリーズからティラミスを発売する。家庭用冷凍食品の新商品における売上目標は30億円。

2月8日に行われた発表会で、岩橋恭彦社長は「節約志向と価値ある商品には支出を惜しまない人の二極化はますます強まるだろう。各ブランドを親しんでもらえるよう育て、家庭用・業務用とも開発に取り組んでいく」と語った。

「マ・マー THE PASTA 贅沢野菜」シリーズは、野菜を豊富に使った商品群。具材や野菜の量の多さが支持されている。その中で、調理の簡便性も購入理由の上位にあったため、袋を開けずにレンジで調理できるようにしてより簡単に楽しめるようにした。さらに、トレーをプラスチックから紙に変更したほか、トレーの上蓋を削減や外袋のサイズを縮小し、包装と容器におけるプラスチック使用量を従来品から約7割削減している。また、新メニューとして「彩り野菜のレモンクリーム」と「ごろごろ野菜のたらこバター」の2品を追加している。

担当者は「外装のまま調理できるパッケージは、今回の動向次第で他の商品での採用も検討したい」と話す。

「青の洞窟」シリーズからは、初となるDolce(ドルチェ)シリーズを立ち上げ、ティラミスを投入する。マスカルポーネの風味感じるなめらかなクリームと、コーヒーリキュールとココアのほろ苦さが特徴の商品だ。

冷凍スイーツ市場は約100億円規模と言われ、市場としてはまだ小さいものの、拡大の余地を残しているという。消費者が冷凍スイーツを購入しない理由を調査したところ、「」「冷凍デザートになじみがない」「売っているのを見たことがない」という意見が上がったようだ。そこで、認知度の高い「青の洞窟」ブランドからこだわったスイーツを投入し、市場の更なる拡大を目指す。

さらに、「青の洞窟」シリーズのパスタは、ソースや具材の設計を見直し、より品質を追求したという。

〈新商品一覧〉

▽マ・マー THE PASTA 贅沢野菜 オクラとなすのペペロンチーニ(230g)▽同 なすとまいたけの和風醤油(230g)▽同 ごろごろ野菜のたらこバター(230g)▽同 彩り野菜のレモンクリーム(230g)▽同 北海道産かぼちゃのクリームソース(230g)▽同 ズッキーニとじゃがいものバジルソース(230g)▽青の洞窟 Dolce 至福のティラミス(68g)▽青の洞窟 牛肉のボロネーゼ(295g)▽同 燻製パンチェッタのカルボナーラ(275g)▽同 ズワイ蟹のトマトクリーム(273g)▽同 生パスタ バジル香るジェノベーゼ(270g)▽マ・マー THE PASTA 宮崎県産ほうれん草のバター醤油風味(260g)。

〈リニューアル品一覧〉

▽マ・マー THE PASTA 和風たらこ(255.2g)▽マ・マー 大盛りスパゲティ ナポリタン(360g)▽同 ミートソース(360g)▽同 和風たらこ(340g)。

〈冷食日報2024年2月9日付〉

媒体情報

冷食日報

冷凍食品に関するあらゆる情報を網羅した日刊の専門紙

冷食日報

近年の冷凍食品をめぐる情勢は、共働き世帯の増加や家族構成の変化、また飲食店や量販店の惣菜売場の多様化によって需要が増加しています。一方で、家庭用冷凍食品の大幅値引セールの常態化はもとより、原料の安定的調達や商品の安全管理、環境問題への対応など課題は少なくありません。冷食日報ではこうした業界をめぐるメーカー、卸、そして量販店、外食・中食といった冷凍食品ユーザーの毎日の動きを分かりやすくお伝えします。

創刊:
昭和47年(1972年)5月
発行:
昭和47年(1972年)5月
体裁:
A4判 7~11ページ
主な読者:
冷凍食品メーカー、量販店、卸、外食・中食、輸入商社、物流会社、業界団体など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送 *希望によりFAX配信も行います(実費加算)
購読料:
3ヵ月=本体価格21,384円(税込)6ヵ月=本体価格42,293円(税込)1年=本体価格83,160円(税込)