「三ツ星ファーム」おかずや丼ぶりに使える大容量など拡充、“高付加価値の日常食”として提案へ/イングリウッド

「三ツ星ファーム」おかずや丼ぶりに使える大容量など拡充
「三ツ星ファーム」おかずや丼ぶりに使える大容量など拡充

〈イメージキャラに飯豊まりえさん起用〉

冷凍宅配弁当「三ツ星ファーム」を展開するイングリウッド(東京都渋谷区)は3月25日、都内で発表会を行い、忙しい時に役立つ新シリーズ「救世主ごはん」を4月から販売すると発表した。チーズ入りのミニハンバーグや牛カルビなどのメインになるおかずや、中華丼の具やヤンニョムチキン丼の具などの丼ぶりメニューなど全8品を用意する。手軽に美味しい料理を出せるようにすると共に、献立を考えることや後片付けといった手間を減らす。

「三ツ星ファーム」を2回以上購入したことがある30~40代の女性845人にアンケートをしたところ、会社員が45.9%で最も多く、他にも医療関係者など何らかの形で働いている人が大半を占めていた。利用者全体では1人暮らしが33.7%と多かったが、「週1回以上自炊をする」と答えた人では、配偶者と子供で暮らしている人が39%で最も多かった。自炊の頻度は、約4分の3が毎週自炊をしていて、ほぼ毎日している人は28.8%と多かった。三ツ星ファームのブランドマネージャーである本間悠也氏は「自炊できないタイミングに活用いただけているのでは」と分析する。

自炊をする理由について聞くと、「食費の節約のため」が61%と最も多く、「健康のため」が48%と続いた。一方で、自炊を面倒だと感じると答えた人は94.4%に達した。また、ストレスに感じることを聞くと、「献立を考えるのが面倒」(60%)、「後片付けが面倒」(59%)との回答が多かった。

今回発売する「救世主ごはん」は、これらのニーズを踏まえ、日々の食事の準備で、ストレスのたまりやすい献立を考ええることや後片付けなどの手間を減らしながら、食卓がにぎやかになるメニューを提供する。温めるだけでも美味しく食べられるが、アレンジ次第でさまざまな食べ方ができるようにもしている。

丼シリーズは「とろ~りたまごのふわとろ親子煮」「6種の具材が入った中華丼の具」「黒みりんとハチミツのコクと旨味焼き鳥丼の具」「ピリ辛やみつき和風ヤンニョムチキン丼の具」の4品を投入する。メインおかずは、「やわらかジューシーミニハンバーグ(チーズイン)」、「香味ダレが食欲そそる油淋鶏」「焼くだけ簡単味付け牛カルビ」「お肉と野菜コロコロ中華屋さんの定番酢豚」の4品を展開する。小分けにして弁当にも活用できるようにした。反応を見て今後のメニュー展開は検討するという。

また、ブランドイメージも刷新する。冷凍弁当だけを売るのではなく、鍋セットやピザ、スイーツなども扱い、『高付加価値の日常食』を売るブランドとして提案を進める。22日には、俳優でモデルの飯豊まりえさんを起用したビジュアルとブランドムービーを公開した。春夏秋冬のあらゆるシーンに「三ツ星ファーム」がある風景を映し出し、飯豊さんが食事を楽しんでいる姿を描いている。他にも、利用者から要望の多かった、たんぱく質を充実させたメニューや、子供向けのメニューを発売したほか、4月には通常のメニューよりボリュームのあるプレートを投入する。

本間氏は「アンケートなどを通じてお客様の声を集め、一緒になって商品を生み出していくことができれば」と語った。

「三ツ星ファーム」は2021年6月にサービスを開始した。主に自社ECサイトで展開しており、2024年1月までに累計で1,000万食を売り上げた。メニュー数は約80種類で、管理栄養士がレシピを監修し、多くのメニューでカロリーは350キロカロリー以下に抑え、たんぱく質は15g以上、糖質は25g以下にするなど、バランスのとれた食事を手軽に摂れる商品として支持されている。冷凍弁当以外にも、パン屋ピザ、スイーツなども拡充しており、今後は有名食品ブランドとのコラボ商品などの投入も検討しているという。

〈冷食日報2024年3月26日付〉

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創刊:
昭和47年(1972年)5月
発行:
昭和47年(1972年)5月
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