江崎グリコとGreenspoonが「アーモンド効果」とのコラボ冷凍スープを開発、「SUNAO」とのコラボ冷凍パスタも
江崎グリコと、冷凍スムージーなどを展開するGreenspoon(東京都渋谷区)は、江崎グリコが販売している「アーモンド効果」に使用しているアーモンドペーストを使った3種のスープを9月17日に発売する。また、「SUNAO(スナオ)」ブランドで展開の冷凍生パスタを使用した3種の冷凍パスタを12月13日に発売する。販売は「GREEN SPOON」ブランドの公式通販サイト。Greenspoonのグリコグループ参画後、初の取り組みだ。両社の強みを活かしたコラボ商品で更なる支持拡大を目指す。
江崎グリコでは、健康寿命の延伸につながる食文化の提案を行っている。健康寿命とは健康上の問題なく日常生活を過ごせる期間のことで、男女ともに平均寿命よりも10歳ほど短い状態にあるという。そこで、子供からシニアまで健康的な生活を送れるよう、手軽に栄養を摂取できる「アーモンド効果」シリーズや、適切な糖質を摂取できる「SUNAO」シリーズなどを展開している。最近では、冷凍生パスタの販売や、一部地域で法人向けに弁当宅配サービスも行っている。
Greenspoonは2019年に創業し、「GREEN SPOON」ブランドから具材感のある野菜をふんだんに使った商品を送り出している。現在、冷凍スープやスムージー、サラダに加え、ハンバーグなどのメインディッシュ、リゾット、パスタなど約70品目を販売している。累計の会員数は17万人に達し、一人暮らし世帯を中心に、30~50代から支持されている。最近ではファミリー層からの利用も増えているようだ。
2024年6月にGreenspoonはグリコグループへの参画を発表した。Greenspoonの参加によって、江崎グリコとしては、健康への取り組み強化や、日常的に喫食される主菜や副菜の強化、デジタル面の施策の強化につながることを期待しているという。
今回、Greenspoonのグリコグループへの参画後、初の取り組みとして、江崎グリコで展開の「アーモンド効果」で使用しているアーモンドペーストを使った冷凍スープ3種と、「SUNAO」ブランドで販売している生パスタを使った冷凍パスタ3種を新たに投入する。
冷凍スープは「MamaMarron 栗とごぼうの味噌仕立て アーモンドミルクスープ」「PapaPotato さつまいもと国産チキンのアーモンドミルクシチュー」「Pumpkin Kids かぼちゃとオニオンのアーモンドミルクポタージュ」の3品(いずれも定期購入12食の場合は税込812円)を発売する。水などの代わりに「アーモンド効果〈砂糖不使用〉」を100ml加えると、よりアーモンドの香りとコクを味わえる。
冷凍パスタは「Feeling Good チーズとろける完熟トマトの贅沢ナポリタン」「Citrus girlイタヤ貝とスナップえんどうの濃厚レモンクリームパスタ」「Suite Class 芳醇マッシュルームとほうれん草のきのこソースパスタ」の3品(いずれも定期購入12食の場合は税込842円)を投入する。複数の野菜を使用し、糖質量は37g以下になるよう設計している。
まずは「GREEN SPOON」の公式通販サイトで販売し、将来的にはスーパーなどの小売店での展開も視野に入れているという。
8月30日に行われた発表会には、江崎グリコの執行役員で健康イノベーション事業本部長の木村幸生氏や、Greenspoonの田邊友則社長らが登壇した。
今回の取り組みについて、木村氏は「『アーモンド効果』はドリンクだけだったが、コラボ商品の投入で『アーモンド効果』を摂取する機会が増え、より健康的な生活の後押しになるのではと思っている」と話す。
田邊社長は「グリコさんは広い販路を持っていて、オフラインに我々が行きたいと思ったときに、一緒に取り組めることが多くあるのではと感じている。より『GREEN SPOON』の商品を多くの人に届けたい」と語った。
〈冷食日報2024年9月2日付〉