1~2月の酒類課税数量は2.1%増も、単月では1.1%減-国税庁

国税庁がまとめた1~2月累計の酒類課税数量(国産酒=国税局分と輸入酒=関税局分の合計)は106万2,183klで前年同期比2.1%増となっているが、単月では60万1,488klで1.1%減となっている。なお、1月は46万694kl(6.6%増)で、2月は2カ月ぶりのマイナスとなる。

増加は2ケタ増がスピリッツ(1~2月累計前年比16.1%増)のみ。増加となっているのはみりん(6.9%増)、果実酒(5.0%増)、リキュール(3.5%増)、連続式蒸留焼酎(1.6%増)、その他醸造酒(1.5%増)、発泡酒(0.7%増)、合成清酒(0.3%増)の9品目。そのうち単月ではマイナスになっているものは連続式蒸留焼酎(5.2%減)と、

その他醸造酒(12.1%減)は2ケタの減少。なお、スピリッツは2013年9月以来マイナスが無く、今月で41カ月連続の単月プラスとなっている。

ボリュームが大きいビールは累計で1.0%減、単月で4.1%減。スピリッツほどではないが、成長しているリキュールに数量で肉薄している。輸入酒はワインやリキュールといった数量が大きな品目が牽引し累計で7.1%増、単月では3.7%増で着地した。