「国分酒類総合展示・?酒会」に1,200人、酒・食・菓子融合したMD提案
国分は17日、品川プリンスホテル アネックスタワーで、平成29年度「国分酒類総合展示・?酒会」を開催した。地酒蔵元会や焼酎展示会などを統合して年1回の「酒類総合展示会」開催としてから、4年目となる。今年は1時間延ばして、12時から18時とした。来場者数は1,200人、出店メーカーは192社、総アイテム数は2,206品。
東野聡執行役員MD統括部長(写真)は、展示会のみどころを紹介した。
▽国分グループ本社マーケティング企画部=酒類市場の“これまで”を振り返りながら、“これから”を考える。クロスMD売場の提案=“生鮮3品&惣菜”と“お酒”の売場コラボ実現に向け、年間クロスMDカレンダーを作成。Neo酒売場ご提案=国分グループと山星屋が協同し、酒類売場の活性化を提案。
▽灘・伏見清酒、焼酎=各社とも6月の酒税法改正後の動向を意識して、切り口は量から質になっている。例えば本醸造の特選のお燗酒などだ。焼酎では、11月の新焼酎で協力してもらっているメーカーからハイボールの提案がある。4月から新MD統括部として酒・食・菓子を融合しスタートしたなかで、菓子・食品メーカーが、酒に合わせた割材・業務用商材やお酒の友をテーマとして出展する。特別企画として、国分北海道による北海道フェアー、北海道の酒をベースにした物産展を提案。フードサービス事業部によるチューハイメニュー提案を行う。干しブドウをバルサミコ酢に漬けたチューハイ、レモン酢サワーなどを提案。
▽クラフトビール、大手ビール4社=国産5社、輸入5社の売れ筋商品を提案。人気のあるホワイトビールとIPAに焦点を当てた。3尺3段の棚割りを数パターン用意し、どう見せるか、という一歩踏み込んだ提案を行う。
▽国分推薦和酒、専売型酒類ブランド=専売型では、3月末にリニューアルした「山紫水明」、新製品の「なごみの果実シリーズ」など、業務用専用では「本格壱岐焼酎 鬼石」「SEVENSEAS GOLD RUM」などを提案。
▽地酒蔵元会=地酒と郷土料理は共に発展してきた。前回の味噌に続いて、今回は醤油にフォーカスし、パネル展示した。地酒蔵元会が推奨する「限定酒」と「イチオシ商品」を約60アイテム揃えた。蔵元会ホームページの蔵元検定をリニューアルした。
▽日本産ワインコーナー=国分が各ワイナリーを訪問し、賛同を得た25社が勢ぞろい。昨年から初出展の安曇野ワイナリー、熊本ワイナリー、神戸ワイナリーに加えて、今年、新規で岩の原葡萄園も参加。NIPPONの泡、ワイナリージュースなども。
▽国分オリジナル輸入洋酒=ジャカール、KWV、カサシルヴァ、ローズマウント、ライマット、パスクア、ドン・ロメロ、ロシュ・マゼ、トマーティンをブース出展。ライマットはスペイン産で新商品、ロシュ・マゼは、Globeのマーク・パンサーとコラボした連動企画を用意。また、パスクアのプロセッコと業務用新商品「にっぽんの果実Pro」を使用した本格カクテル「ベリーニ」を提案。
▽日本橋菓房=好評の「スモークナッツ」をはじめ、BARシリーズ商品、「おつまみ居酒屋」シリーズ商品、ドライフルーツなど。
▽専売商品(留型商品)=和総菜を中心に。