8月のPOS平均価格、改正酒税法の反発続きほとんどの商品で前月マイナス
本紙が採用している、全国のスーパーにおける8月の主な酒類のPOSデータが出揃った。POS平均価格(SKU単位)をみると、前年同月比ではプラスとなったものの、同年前月比ではほぼすべての商品でマイナス。
マイナス幅が特に気になるのはビールと焼酎乙類で、他の酒類と比べても一段と幅が大きなことが分かる。ビールでは高価格帯のプレミアムビールのマイナスは顕著で、20円近くのマイナスとなっており、焼酎乙類も2ケタ減となった。
これから需要が多くなる季節を迎え、量販店のチラシに掲載されることも多くなってくると予想されるが、そうなると更に価格が下落していくのではないかと考えられる。特にビールについては価格が下がりやすく、今後も注意して観察をしていかなければいけない。