フランス産ワイン「ムートン・カデ」シリーズ、味わい・ラベル共に全面リニューアル/エノテカ

エノテカ 櫻井裕之社長(左)、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社 アントニー・グルメル アジア・パシフィック代表(右)
エノテカはこの秋、フランス「ムートン・カデ」シリーズの「ブラン」「ロゼ」「ソーヴィニヨン・ブラン」(各1,650円)をリニューアルした。2017年秋にリニューアルした「ルージュ」に続き、パッケージだけでなく、ぶどうや造りを見直し、味わいも大きく進化。新しく生まれ変わった「ムートン・カデ」で、展開を強化する。

10日には主要取引先を招き、リニューアルした「ムートン・カデ」のお披露目会を東京・日本橋「SEPTIEME ブラッセリー&バー」で開催。同社代表取締役社長 櫻井裕之氏は、「ムートン・カデは昨秋の“ルージュ”リニューアル効果もあり、今年1~9月の販売数量は5%増と伸長した。先月には全アイテムのリニューアルが完了。さらに注力していきたい」とあいさつした。

また、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社アジア・パシフィック代表アントニー・グルメル氏(写真右)は「昨秋より、“ムートン・カデ新時代”への取り組みを開始。この秋、すべてのアイテムでリニューアルが完了した」と話し、リニューアルのポイントを説明した。

全アイテムで、ラベルをよりモダンで高級感のあるデザインに一新しただけでなく、契約農家のぶどう使用比率を75%から100%にすることで、ぶどうのクオリティが向上。また、「ルージュ」(赤)では、コート・ド・ボルドー産のぶどう比率を30%から45%へ増やし、熟成期間も12カ月から18カ月と長くとること、一部に新樽熟成を行うことで、飲みごたえのあるわかりやすいおいしさに仕上げた。また、「ロゼ」においても、よりフレッシュで豊かな味わいになるよう、100%直接圧搾法に変更している。

〈酒類飲料日報 2018年10月12日付より〉