阪急阪神百貨店、BYO(ワイン持ち込み)可能な飲食店のグルメサイト「Winomy」開設
6日には説明会を東京KANAMEで実施。同社フード販売統括部BYO事業部長の千賀啓司氏が概略以下のように説明した。
千賀氏=生活者と飲食店を結ぶプラットフォームを用意することで、ワインを楽しむ生活をさらに豊かにしてもらいたいとこの事業を立ち上げた。人材不足、在庫の拡充などを考えると、料飲店側にも、メリットは大きい。
グルメサイトは多々あるが、グーグルの参入後は総合サイトより専門サイトへの流れがある。ニッチでもワイン愛好家が集まるサイトにしたい。
サイトでは、「料理カテゴリー」「エリア」「持ち込み料」で料飲店を検索でき、ネットで予約もできる。現在契約店は約170。2019年3月末には1000店舗、20年には2000~2500店舗、22年には3500~4000店を目標とする。現在は首都圏中心だが、2019年以降は大阪・京都・神戸への拡大も視野にある。店舗側の掲載料は、情報量に応じて、月間3000~10000円で設定。
また、ワイン通販サイト「手ぶらでBYO」も設置。スタート時には、エノテカ、マヴィを中心に100~150アイテムを揃える。同サイトで購入したワインは、直接店舗に送付できるため、手ぶらでワイン会が行える。
現在、持ち込み料1500円以下が約50店舗、1500~3000円が約90店舗ある。今後は料飲店側に、「持ち込み料込」のコース(5000~6000円)なども提案していきたい。
さらに、今後は愛好家同士の交流イベントや、インポーター・レストラン・雑誌などとのイベント共催も企画する。
◆BYOに特化したグルメサイト「Winomy」URL=https://www.winomy.jp/
〈酒類飲料日報 2018年11月9日付より〉