「ハイネケン」でラグビーW杯の取組み強化 「トロフィーデザイン」発売、年内100万ケース目指す/ハイネケン・キリンとキリンビール
6月4日にはプレス向け発表会をHUB八重洲店で開催。ラグビーワールドカップ2019組織委員会からチケッティング・マーケティング局長宮田庄悟氏、同大会のアンバサダーも務める廣瀬佳司氏も出席。宮田氏は、「日本大会の経済波及効果は4,372億円、大会を目的とする訪日外国人客は40万人を見込む。チケット販売も好調で、約180万枚の7割を販売。うち、海外比率は3割だが、ヨーロッパとオセアニアが8割を占める。海外からの観戦客は、観戦にからめて3週間以上の長期で滞在することが多い」と説明した。
ラグビーワールドカップはまた、ビール消費量の多さでも知られ、海外のスタジアムではサッカーと比較して6倍以上を消費する。廣瀬氏も「ラグビーとビールは親密度が高く、試合後には“アフターマッチファンクション”でビールを飲みながら互いの健闘を称えあう」という。
〈取り扱い店舗急拡大で1~5月は3割増、期間中は7割増目指す〉
ハイネケン・キリン営業部長松崎浩樹氏によると、今年1~5月の「ハイネケン」販売数量は前年比約3割増。料飲店では新規取り扱い店舗が4カ月で約1,500店増。店頭販売に至っては、CVS(コンビニエンスストア)での採用も進み、取り扱い店数が約5割増と大きく拡大した。
大会に向けた「ハイネケン」の取り組みについては、概略を以下のように説明した。
松崎氏=「ハイネケン」が「ラグビーワールドカップ」のワールドワイドパートナーとなるのは、今年で6回目。アジア初、しかも日本での開催となる大会のサポートを通じ、国内外のお客様に思い出に残る体験を提供し、成功に貢献したいと2017年から活動をスタートさせた。大会への取り組みを通し、「ハイネケン」ブランドの飛躍的な成長に期待する。
「スタジアム・ファンゾーン」内では、ブランディングされたブースで「ハイネケン」を提供。ハイネケンのコスチュームでスタジアムでの販売サポートを行うほか、東京・横浜・大分のメイン会場には「ハイネケンバー」も設置。
会場となる12都市周辺エリアでは、量販・料飲などのチャネルで大会オリジナルグッズが当たるプロモーションを実施するほか、さまざまなタッチポイントでブランディングを展開。飲食店MAPの作成や、パブリックビューイングの主催、「にわかファンでも楽しめる」メッセージを伝える広告も展開する。また、自治体と協働し、地域活性化活動にも取り組む。
待たさず、切らさず、冷たいハイネケンを提供できるよう、最善の対策を行う。
左からハイネケン・キリン松崎浩樹氏、ラグビーワールドカップ2019組織委員会 廣瀬佳司氏・宮田庄悟氏
〈「トロフィーデザイン」期間限定発売〉
キリンビールは6月中旬製造分から、「ハイネケン」のパッケージデザインを、「ラグビーワールドカップ2019 ハイネケントロフィーデザイン」(350ml缶・330mロングネックびん)に期間限定で切り替える。缶・びんの前面に優勝トロフィーをあしらった。また、7月23日より大会ロゴ入り応援扇子をセットにした「ラグビーワールドカップ2019 ハイネケン6缶BOX(予約受注品)」を数量限定で発売する。
〈酒類飲料日報 2019年6月5日付〉
大会ロゴ入り応援扇子をセットにした「ラグビーワールドカップ2019 ハイネケン6缶BOX(予約受注品)」