東京駅・動輪の広場で「“京都伏見SAKEZO’S BAR”in 東京駅」、16蔵50銘柄の日本酒が集合/伏見酒造組合

鏡開きには「コロコロチキチキペッパーズ」や京都上七軒の芸妓・梅志づさんが参加
伏見酒造組合は10月28日から11月1日まで、東京駅地下1階の「動輪の広場」で「“京都伏見SAKEZO’S BAR”in 東京駅」を開催する。京都で10年間開催してきた伏見の日本酒の魅力発信イベントを東京で開催、16蔵50銘柄の日本酒を集めたほか、おつまみは京都錦市場商店街の協力を得て、毎日直送する。昨年までの10年間で、約8万人が来場した。

会場では、350円からの手頃な価格でショット販売を行うほか、臨時販売免許を取得しボトル販売も実施、気に入った酒をすぐ買い求められるようになっている。定番の「おすすめの酒」、地元京都でもなかなか手に入らない貴重な日本酒「とっておきのお酒」、燗で飲んで旨い「燗酒」、女性やビギナーも楽しめる「甘口・低アルコール・発泡性のお酒」の4カテゴリーを用意した。同イベントは、5日間の開催だが、その後、11月4~8日には、東京中央区の「KITCHENSTUDIO SUIBA 1F」で「京都伏見 SAKEZO’S BAR」第2幕を開催する。京都では、10月1日から12月8日まで、京都市下京区の崇仁新町内KYOTOCRAFT STAND で開催している。

開催に当たって、伏見酒造組合の増田德兵衞理事長(増田德兵衞商店代表取締役社長)が「伏見には24の蔵があり、今日は16社のお酒を楽しんでいただく。上方から江戸へ持っていくと下り酒という名前になる。江戸に来ない物が“くだらんもん”ということで、下り酒、伏見のお酒を披露したい」とあいさつ。また、「伏見は水が柔らかい。軟水と思われるかと思うが、中硬水というお酒に適した水で、きめ細かいお酒が出来上がる。甘いというより、きめ細かい、京料理に合ったお酒が出来上がる場所」と伏見の酒を紹介した。

その後、日本酒造組合中央会の岡本佳郎副会長、トークを披露したお笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさんと西野創人さん、イベント開幕時に舞を披露した京都上七軒の芸妓・梅志づさんらを加えて鏡開きを行った。

〈酒類飲料日報 2019年10月29日付〉