短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」に「HOPPY HAPPY AWARD」設立へ、ホッピービバレッジ「MY HOPPY STORY」発刊記念パーティで発表
2018年7月のホッピー発売70周年を記念し「HOPPY HAPPY AWARD」を立ち上げ、全国約500人からホッピーにまつわるショートショートストーリーの応募があった。そこから、優秀賞・佳作賞の12作品を書籍『MY HOPPY STORY』(発行:都市出版、165頁、税別1,400円)に収録するとともに、優秀賞「願いのカクテル」のショートフィルムを製作した。
パーティーでは、選評委員を代表して作家のドリアン助川氏、ショートフィルム製作に尽力した俳優の別所哲也氏、都市出版・高橋栄一社長らが出席し、それぞれあいさつした。
別所哲也氏
ホッピービバレッジ石渡美奈社長は「この企画は私が会社に入社した23年前から温めてきた。当時、カルピス社が“カルピスにまつわるいい話”を一冊にまとめていて、いつかホッピーでもやりたいな、と考えていた。都市出版の高橋さん、また2017年末には全く違う仕事だが、別所さんとお知り合いになる機会があり、別所さんが初めてショートフィルムという文化を米国から輸入したとお聞きして、“これだ!”とひらめいた。次の日にはもう70周年プロジェクトでショートフィルムを製作することを決めた。そもそも2018年の企画だったが、コロナ禍もあり、ここまで引っ張ったが、やっと構想23年が華開いた。昨年他界した当社前会長、石渡光一も喜んでいると思う。書籍には12作品を所収したが、ここで作り手の皆さんにお会いできて嬉しい」とあいさつした。
会場では特別に制作したオリジナルカクテル「Golden Witch」で乾杯した。銀座の「嘉茂 bar kamo」のオーナー兼バーテンダーの嘉茂太輔氏が受賞作品に登場するワード「魔法の水」からインスピレーションを得て制作したリンゴのカクテル。
また、「人と人との心をつなぐホッピー」の世界観を描いたショートフィルムカテゴリ優秀賞の「願いのカクテル」(監督=川上信也、主演=國村準)を上映。原作者のペンネーム・微塵粉(33歳、千葉県、接客業)さんが「これまで数えきれないほどホッピーを摂取してきた。その何らかの成分が体内に染み込み、その遺伝子が物語に不思議な力を授けてくれた。これからもホッピーをよき相棒・伴侶としてつきあっていきたい。また、川上監督には新しい作品として誕生させて頂いたことに感謝申し上げる」とあいさつした。
優秀賞・佳作賞を受賞された方々
会の中盤では、ニッポン放送の「看板娘ホッピーミーナのHoppy Happy Bar」(月~金の21時57分~22時放送)の収録も行われた。
最後に、石渡社長から米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」に「HOPPY HAPPY AWARD」を創設すること、ならびにショートフィルムを配信する「ホッピーハッピーシアター」設立についてサプライズの発表があった。
〈酒類飲料日報2020年11月11日付〉