米国ビームサントリーとボストンビール社が提携、RTD市場への取り組み強化
アメリカのビームサントリーとボストンビール社はこのほど、パートナーシップを締結した。アメリカで急成長するRTD市場への取り組みを強化する。
※RTD=Ready To Drink、チューハイ・サワー等のふたを開けてすぐ飲める低アルコール飲料。
今回の提携を受け、2022年半ばには、テキーラブランド「サウザ」のRTD製品と、「トゥルーリー・ハード・セルツァー」のボトルスピリッツ製品をアメリカの量販店で発売する予定。将来的には、さらに多くのブランドでの提携を拡大する計画だ。
ボストンビールは、アメリカ国内ハード・セルツァー市場で約3割のシェアを持つブランド「トゥルーリー・ハード・セルツァー」をはじめ、ビールブランド「サミュエル・アダムス」「ドッグフィッシュ・ヘッド」や「アングリーオーチャード・ハード・サイダー」などを展開する。今回の提携で同社はプレミアムスピリッツブランドの製品化が可能になる。
また、ビームサントリーは、日本、オーストラリア、ドイツにおいて、「ジムビーム」、「カナディアンクラブ」、「-196℃」などのブランドを活用したRTDのリーディングカンパニー。今回の提携で、急成長するアメリカのRTD事業をさらに強化する。
〈酒類飲料日報2021年7月28日付〉