エシカル・スピリッツがコーヒー事業進出、出し殻使ったジンも発売/コーヒー&ジンスタンド「The Ethical Spirits&Coffee」1号店
店舗では「LIGHT UP COFFEE」が監修したコーヒー2種をドリップ(550円、以下税込)、カフェラテ(605円)と2つのスタイルで提供するほか、店舗で出るコーヒーの出し殻をボタニカルに使用したエシカルなクラフトジン「COFFEE ETHIQUE」や、エシカルスイーツもオンメニューする。
「COFFEE ETHIQUE」など/「The Ethical Spirits&Coffee」1号店
1月19日には内覧会を開催。エシカル・スピリッツ代表取締役CEO 山本祐也氏が、「当社のコンセプトは、Hidden Gem(隠れた価値)を引き上げること。これまでは蒸留酒を中心に展開してきたが、より日常的に消費の機会が大きいコーヒーに着目し、ドリップした後のコーヒーかすをジンに活用することにした。エシカルを気軽に体感していただくと共に、コーヒーをきっかけにジンにもなじんでほしい」と話した。
エシカル・スピリッツ 山本CEO
メニューは、ジン2種(「COFFEE ETHIQUE」と、エシカル・スピリッツの5種のジンから月替わりで1種)をトニックまたはソーダ割で提供(660円)。コーヒーは王道の「クラシック」と個性的な「モダン」の2種を用意。この日はクラシックがコスタリカ産「CANDELILLA」、モダンがエチオピア産「CHELCHELE BEKELE」だった。コーヒー豆(1,870円/150g・容器持参で瓶代割引)も販売するほか、コロナ禍で余った素材を活用した「すだちピスタチオパウンドケーキ」「ほうじ茶クッキー」なども用意。今後は軽食の提供も検討する。完全キャッシュレス。席数15。
なお、「COFFEE ETHIQUE」のベーススピリッツはカストリ焼酎、ボタニカルはジュニパーベリーとコーヒーの出し殻のみを使用。初回蒸留分は、エシカル・スピリッツが運営する東京リバーサイド蒸溜所で発売初日に売り切れたという。今後「The Ethical Spirits&Coffee」でもボトル(3,300円)の販売を予定する。
また、エシカル・スピリッツの海外展開については「イギリスでは3月初週をめどに販売予定。春にはパリやニューヨークの展示会にも出展する予定」とのこと。
〈酒類飲料日報2022年1月21日付〉