サッポロ「三ツ星グレフルサワー」誕生、“圧倒的ジューシー”グレープフルーツ専門ブランド、贅沢ホワイト・芳醇ピンク発売

「三ツ星グレフルサワー 贅沢ホワイト」「三ツ星グレフルサワー 芳醇ピンク」(サッポロビール)
サッポロビールは5月24日から「三ツ星グレフルサワー 贅沢ホワイト」「三ツ星グレフルサワー 芳醇ピンク」(500ml/税抜210円、350ml/150円、アルコール分5%)を発売する。

「にごり果汁」「追いグレフル」「濃い味仕立て」による、グレープフルーツのおいしさを最大限引き出すサッポロビール独自の「三ツ星レシピ」で作った、圧倒的ジューシーな味わいとほとばしる香りが特徴で、グレープフルーツの魅力を徹底的に引き出したRTD(チューハイ・サワー類)。「贅沢ホワイト」は爽やかな甘酸っぱさと特有のほのかな苦味の贅沢な味わい。「芳醇ピンク」は芳醇な香り漂う、酸味は控えめで上品な甘さが特徴。飲用シーンは「食中に加え、食後のゆったりとした時間」を想定している。

3月23日にはオンラインで記者会見を開催し、同商品発売の背景や狙い、こだわったポイントなどを発表した。なお、同ブランドの年間販売目標数量は140万箱(250ml×24本換算)としている。

〈テーマはレモン以外の「もうひとつの定番サワー」〉
サッポロビールマーケティング部の武内亮人ビール&RTD事業部長は「三ツ星グレフルサワー」発売の背景を「家飲みの増加」や「高品質商品のニーズの高まり」などがあると前置き、「当社のRTDカテゴリーは“お客様の日常をより豊かに充実したものへ”という方針を策定しており、その中のテーマの1つとして、お客様にとってわかりやすい選択理由を提供すべく、“専門性”を追求している」と説明。その上で「三ツ星グレフルサワー」では、馴染みがありながら専門ブランドがない“不動のナンバー2”ともいえるグレープフルーツに焦点を当て、ユーザーの「おうち時間」の満足度を高めるために展開する商品と発表。「レモンサワー全盛のこの時代に別方向の専門性を突き詰めた“もう1つの定番サワー”として、お客様にとってわかりやすい選択理由を提供していきたい」(武内氏)。

また、「グレープフルーツ専門ブランド」に期待するポイントとして、「ここ最近は“味わいの濃さ”に注目が集まっている。その点グレープフルーツはジューシーな果実感があり、そのニーズに応えられる」としたほか、「RTDのフレーバー別のシェアを見てみると、グレープフルーツは全体の10%を占めている。そこに魅力ある新商品を投入することで、市場規模が現在の2倍程度に成長するのではないかと推定している。これまでグレープフルーツにスポットを当てた商品は市場に無かった。奥行きも間口も、まだまだ拡大できる可能性がある」と話した。

プロモーションでは「ビールブランド新商品並みのテレビCMの投入を予定している」としたほか、「メーンターゲットである30~40代に向けたデジタル広告も積極的に用い、顧客接点の増加を図るなど細やかなマーケティング活動を展開していく」とした。

〈目指すポジションは「グレフルサワーと言えばこれ」〉
開発を担当した新価値開発部の木村亮佑氏は「グレープフルーツ本来のジューシーな味わいを提供したい」とし、「果実をほおばったような、圧倒的にジューシーでおいしい商品ができたと思っている」と胸を張る。

左からサッポロビールの木村氏と武内氏

左からサッポロビールの木村氏と武内氏

中身へのこだわりは「グレープフルーツはバランスが重要な繊細な果物で、果汁量を増やすだけでは実現できなかった味わいを“三ツ星レシピ”で実現した商品」と紹介したほか、「これまで有名RTDブランドでは必ずラインアップされていたグレープフルーツだが、ワン・オブ・ゼムだったということでもある。“三ツ星グレフルサワー”は専門ブランドならではの選択の容易性や期待感、他にはないこだわり、高い品質といった確かな価値を提供していく」と話した。
 
最後に「“グレフルサワーと言えばこれ”というポジションを目指していきたい」と今後の目標を語った。
 
〈酒類飲料日報2022年3月24日付〉