サッポロが日本ワイン「グランポレール」の新ポートフォリオを発表
サッポロビールは、 日本ワイン「グランポレール」の新ポートフォリオを構築し、ブランド情報発信を強化する。
商品特性を「3つのシリーズ」にセグメントし、 ターゲットに向けた提案を実施。フラッグシップラインには、2009年に設立した自社農園「安曇野池田」シリーズを投入し、「グランポレール」のブランド価値向上を図る。また、「スタンダードシリーズ」として、「エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ」(赤・白/各1,300円)をラインアップに加え、家庭用市場での認知向上を目指す。いずれも今年3月に新商品を発売。現行の「グランポレール」は、「プレミアムシリーズ」として、さらなる強化を図る。
25日には、報道陣向け発表会見を東京・青山のKEISUKE MATSUSHIMAで実施。同社取締役執行役員営業本部長時松浩氏(写真)は冒頭、「安曇野に購入した自社畑のぶどうを使ったワインを今春、フラッグシップラインとしてリリースする。昨年、日本ワインは2ケタを上回る伸びを見せたが、“グランポレール”は市場の伸びを上回る2割増となった。日本ワインをさらに強化すべく、商品の拡充を進める。今後も、酒類市場では最大の伸びしろがあるワインに注力していきたい」とあいさつした。ワイン戦略部長西川均氏は、「お客様価値No.1のワイン事業を目指し、中高級ワインで高品質を追求するとともに、エントリーユーザーを含めた顧客接点の強化も進める。昨年、市場では中高級価格ワインが伸長。1,500円以上のワイン売上は、2011年比で1.4倍となった。グランポレールの業務用売上は前年比27%増となるなど、料飲店での取り扱いも増えている。グランポレールの強みは、北緯43度から35度の南北に広がる4つのぶどう産地を抱えていること」と話した。