オリンピックに向けて競技デザインした「ドライ」など準備-アサヒビール

アサヒビールは9月3~5日まで「オクトーバーフェスト 日比谷 秋の収穫祭」を開催した。11回目の開催で、日比谷公園内に特設ステージと1,500席を超える客席を用意し、10万人前後が来場した。

アサヒビールは、ビールメーカーで唯一の「東京2020ゴールドパートナー(ビール&ワイン)」であり、今回は「スペシャル企画 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けてアサヒスーパードライで乾杯!」と称して、東京1964オリンピックのレプリカポスターの展示や、記念撮影コーナーなどを設けた「東京オリンピック・パラリンピック応援ブース」や、棒高跳びのバーの高さなどを実感できる「オリンピック体感コーナー」を設けた。

初日の3日には開催に先駆けてオープニングイベントを実施し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事スポーツディレクターの室伏広治氏、同理事の田中理恵氏、同招致アンバサダーの太田雄貴氏、リオデジャネイロオリンピック水泳日本代表内定の星奈津美氏が登壇した。

小路明善社長はあいさつして「東京オリンピックを応援していく第一弾としてこのフェストを位置付ける。オリンピックに向けて2つのマーケティングのポイントがある。まず1つ目は、スーパードライで乾杯して、ともに応援するということ。例えば、陸上や水泳などあらゆる競技で、デザインした商品を発売する。タイムリーに情報と商品を出していく。2つ目に“最高のおもてなし”をするということ。主役はもちろんアスリートだが、多くの協力の方々、また世界中の方々へのおもてなし、ということを実現する。そのために、当社は9月1日付で新組織を発足させた。総勢約30名の、部門横断型組織だ。オリンピック・パラリンピック本部のもとに、マーケティング・ブランディング・プロモーション・CSR・PRなどを一括する。ゴールドパートナーとして、ビール類・ワイン・ノンアルコール飲料を通じて、大会を成功に導くためのお手伝いをする。例えば、1964年の東京オリンピックの日本代表のジャンパーが当たるキャンペーンを実施する、あるいは他のゴールドパートナー企業とのコラボレーションなど、大会の成功に向けた、施策を続々と発信したい。大会の経済効果は10兆円を超えるといわれるが、当社の取り組みが日本全国を盛り上げ、経済の成長・消費の拡大に貢献できればと考えている」と力強く述べた。