クラフトビール市場の活況が輸入ビールにも波及

大手ビール会社の参入もあり、クラフトビール市場の活況が続いている。街にはタップを揃えたビアバーが続々オープンし、量販店では瓶ビールの棚が拡大。国産ビール市場がゆるやかに縮小に向かう中、クラフトビールは「価格訴求しなくても売れる差別化商材」として熱い視線を浴びている。

この流れは、輸入ブランドビールにとっても追い風だ。ただ、これだけアイテムが増えてくると、ただでさえ小さいパイの奪い合いになる。加えて日本人は飽きっぽい。飲み手の信頼と支持を得るためには、ブランドの持つ歴史や魅力を継続して訴求し続ける必要がある。

伊勢丹新宿本店は9月2~7日、同店では初となるクラフトビールフェア「Feel The Craft Beer」を本館6階催物場で開催した。

国内クラフトビールメーカー25社が出展。生樽のタップ数は100種類という、クラフトビールファンにはたまらないラインナップだ。一方で、クラフトビール初心者にも考慮し、アイテム数は厳選。新しい流れを汲んだ通受けするビールだけでなく、各社の定番フラッグシップビールもそろえた。

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