7月の九州本格焼酎出荷は7.7%増、1~7月では1.1%減
九州本格焼酎協議会がまとめた7月の九州7県における本格焼酎出荷数量(課税移出数量)は、合計で前年比7.7%増の3万5,541klとなった。県によってバラつきはあるが、前年7月(0.2%増)の増加を受けてのプラスとなった。今年7月は全県でプラス。なかでも、2ケタ伸長している福岡(前年7月5.0%増→11.5%増)、宮崎(同12.1%増→7.7%増)は前年も5%以上の伸びからさらに伸ばしている。
前年同月との比較でみると、大分(8.9%減→1.7%増)、鹿児島(3.6%減→1.5%増)はまだしんどいところで、熊本(1.0%減→1.9%増)も、もう一伸びほしい。
1~7月でみると、全体は1.1%減。消費増税仮需の裏となった1~3月(13.4%減)の減少がまだ響いている形。1~7月でプラスとなっているのは、宮崎(前年1~7月10.6%増→4.7%増)、福岡(4.8%増→2.2%増)のみで、鹿児島(3.2%減→6.2%減)、大分(1.8%減→2.5%減)、熊本(2.2%減→5.8%減)と厳しい情勢だ。つまり、宮崎、福岡が引っ張っている構図は変わっていない。
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