国分と丸紅が相互資本参画を発表、国分がナックスナカムラの51%取得

国分と丸紅は、国分首都圏・冷凍食品卸のナックスナカムラ・菓子卸の山星屋へ相互出資する。相互資本参画を通じた提携基本契約書の締結を結んだ。株式取得は来年2月末。昨年12月に資本業務提携することを発表し、6月をめどに具体策に発表するとしていたが、十分な協議を重ね、今回の発表となった。

提携のスキームは、(1)丸紅は、首都圏を事業基盤とする国分の子会社である国分首都圏の営業力の強化・拡充を目的に、国分首都圏の株式20%を取得する。(2)国分は、冷凍食品卸事業の強化を目的に、丸紅の子会社であるナックスナカムラの株式51%を取得する。併せて、国分と丸紅は、国分の子会社である国分フードクリエイトとナックスナカムラとの協業を通じて低温卸事業の強化を推進する。(3)国分は、菓子卸事業の強化を目的に、丸紅の子会社である山星屋の株式20%を取得する。(4)国分と丸紅は、相互の資本参画を通じた本対象会社の企業価値向上の追求、並びに国分と丸紅の協業による食品卸事業における新たなビジネスモデルの構築に向け、両社にて設置する提携推進委員会にて具体的な協業の内容を検討する–というもの。

(以下、本紙にて)