2015年間の輸入新ジャンルは7.9%減、2年連続のマイナス

関税局貿易統計によると、2015年1~12月累計のビールタイプ新ジャンル(主に小売流通チェーンPB)の輸入量は、前年比92.1%の1,632万c/s(大瓶20本換算)となった。2年連続のマイナスでマイナス幅が一気に拡がった。昨今の消費トレンドは本格的なビールへの回帰がみられ、低価格を価値とした輸入新ジャンルの消費に陰りが見えた一年となった。

国別でみると、88.4%のシェアを占める韓国が前年比95.4%、2番手でシェア5.9%のベトナムが88.0%、3番手でシェア2.8%のベルギーが76.2%と、おしなべてマイナスとなった。

12月単月は94.0%。11月は、18カ月ぶりの2ケタ増だったが、再びマイナスに転じた。韓国の93.6%が響いた。

なお、1~12月の国内5社の新ジャンル課税出荷数量は1億4,856万c/s。輸入新ジャンルと合計すると1億6,488万c/sで、輸入新ジ 

ャンルは9.9%のシェアを占めた。2011年は9%弱、12年が9.9%、13年が10.1%、14年が10.5%であり、13年レベルに戻った。

ちなみに国内5社のビール類と合計した全ビール類では3.7%を占めた。