国際ワイン見本市「Pro Wein」来場者は6%増、アジアからの来場者が伸長

世界最大のワイン&スピリッツの見本市「Pro Wein」が13~15日、ドイツ・デュッセルドルフで開催された(既報)。今年は6,200社が出展。ワインだけでなく、スピリッツも30カ国から420社が出展。126カ国から昨年を6%上回る5万5000人の来場者があった。うち半数が海外からの来場で、アジアからの来場者が今年は伸長した。4月12~15日には、初めて「Pro Wein Asia」をシンガポールで開催。11月には4回目となる「Pro Wein China」を上海で開催する。

今回の最多出展国はイタリアで、フランス、開催地ドイツと続く。ドイツのパビリオンで、2年前よりぐっとパワーアップしていたのが「ビオ」や「自然」を売りにする団体のブースだ。Demeterをはじめ、Ecovin、Bioplandといった 

認証団体だけでなく、Vinatural、Naturivinなどがブースを構えていた。

初日の夜は、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造家協会)がレセプションを開催。ワイン生産量はドイツ全体のわずか2%だが、金額では12%をしめるというクオリティワインの団体で、約200ワイナリーが加盟する。2002年にはドイツワイン法とは別に3段階の格付けをスタート。最大の特長はワイナリーではなく、畑への格付けを行う所だ。「今後もドイツワインの表示をわかりやすくすることに力を入れたい」(ステファン・クリストマン代表・写真)。会には8地域から12生産者が訪れ、ワインを紹介した。