熊本地震、サントリー九州熊本工場が一時操業停止に
熊本県直下を震源とする強い地震が14日より続く中、サントリー九州熊本工場(上益城郡嘉島町)は操業を停止している(15日午後時点)。「建物自体に大きな被害はなかったが、ガラスが割れるなどした。送電が止まっている。機器の点検は目視だけでなく、いろいろ行わねばならず、現時点では操業再開のめどは立っていない。従業員に被害はない」という。九州熊本工場は、ビール類の製造と、一部ソフトドリンクのボトリングを行い、九州一円に出荷している。
○ 酒造蔵元の被害は軽微
熊本県酒造組合連合会では「熊本市の2つの蔵で倉庫で製品が倒れるなどの被害があったほどで軽微な被害にとどまった。(球磨焼酎蔵の)人吉市・球磨郡は全く被害はない」という。
メルシャン八代工場(八代市)は「24時間操業している最中だったが、揺れにより一時的にラインが自動停止したものの、全く被害はな
かった。従業員も無事」とのこと。
熊本ワイン(熊本市)は「ショップのワインが数本割れたが、タンク、地下セラーに被害はなかった。ワイナリーは15日休業。交通機関の乱れから、出荷にも影響があると思われる」とのコメントを発表した。
○ アサヒ「おいしい水 六甲」を寄付
アサヒグループホールディングスは15日、熊本地震の被害に対して、「アサヒ おいしい水 六甲 PET600ml(24本入り)」×796ケース(大型トラック1台分)を、熊本県被害対策本部を通じて、寄付した。
○ サントリー「阿蘇の天然水」を寄付
サントリーグループは、被災地である熊本県御船町・嘉島町にミネラルウォーター「阿蘇の天然水」550mlペットボトル計1,500本を供出した。さらに、熊本県に「阿蘇の天然水」550mlペットボトル3万本の提供を決定した。