4月の酒類課税4.0%増、1~4月は0.3%増、ビールが増-国税庁
国税庁がまとめた4月の酒類課税数量(国産酒=国税局分と輸入酒=関税局分の合計)は前年同期比4.0%増の77万7,372klだった。前年4月16.8%増の裏にも拘わらずプラスとなったのは、ビール(5.6%増)リキュール(10.3%増)の伸びが要因だろう。1~4月では全体が0.3%増(前年1~4月は1.3%減)で、前年のマイナス幅を考えるとまだまだ寂しい数字。プラス要因はやはりビール、リキュールの増加で、ウイスキー、スピリッツと2ケタ増となっている。和酒は概ねマイナスだが、1~4月で乙類(単式蒸留)だけがプラス。ただそれも前年1~4月が5.1%減の裏なので、全般に芳しくない状況が続いている。
マイナストレンドは、発泡酒(1~4月で8.6%減)、その他の醸造酒(7.6%減)といったビール類が目立つが、果実酒(4.6%減)も気になる。5月以降の動きに注視したい。
輸入酒は1~4月で8.0%減。前年1~4月も1.3%減だから、ダウントレンドが強まっている。要因はボリュームゾーンの果実酒(5.9%減)、リキュール(14.2%減)で、ウイスキー、ブランデーが2ケタ増となっている。
マイナストレンドは、発泡酒(1~4月で8.6%減)、その他の醸造酒(7.6%減)といったビール類が目立つが、果実酒(4.6%減)も気になる。5月以降の動きに注視したい。
輸入酒は1~4月で8.0%減。前年1~4月も1.3%減だから、ダウントレンドが強まっている。要因はボリュームゾーンの果実酒(5.9%減)、リキュール(14.2%減)で、ウイスキー、ブランデーが2ケタ増となっている。