7月の国産ウイスキー出荷は2.6%減、2カ月ぶりのマイナス

日本洋酒酒造組合がまとめた7月の国産洋酒出荷は、前年比96.1%の22万1,095klとなった。ボリュームの大きいビール類新ジャンルのマイナス分の影響が大きい。ただし、国産ウイスキーも97.4%。4月までの国産ウイスキーは23カ月連続のプラス、5月は97.2%と24カ月ぶりのマイナスだったが、6月は109.8%とまたプラスに戻していた。2カ月ぶりのマイナスとなるが、今後、単月でマイナス基調が続くのか注目される。
RTDの約半数を占める「スピリッツ・その他のもの・発泡性のもの」は、109.0%。なお、この統計数字からは読み取れないが、7月のRTD市場は、本紙の推定で105%の1,580万箱(250ml×24本換算)。上位4社のうち3社がプラス、うち1社は3割増とみられる。5位以下は軒並みマイナスとみられ、7月のRTDは上位集中が強まった。