8月の酒類支出は1.1%減、発泡酒・新ジャンルが2カ月連続増-家計調査
総務省統計局がまとめた家計調査によれば、8月の1世帯当たり(2人以上の世帯・農林漁家世帯含む)酒類消費支出額は前年比98.9%で、2カ月ぶりのマイナスとなった。7月は4カ月ぶりのプラスだった。
消費金額をみれば、発泡酒・ビール風は103.1%で2カ月連続のプラス。チューハイ・カクテルも120.0%で4カ月連続のプラス。しかし、ウイスキーが77.9%で2カ月連続のマイナスだったこと、ビールも99.8%で、4カ月連続のマイナスだったことが響いた。清酒は102.3%と2カ月ぶりプラス、焼酎は91.4%で2カ月連続のマイナス。ワイン84.4%も2カ月連続のマイナス。
平均価格(単価)をみれば、清酒113.6%、ビール102.0%、ウイスキー111.6%、チューハイ・カクテル101.8%と、それぞれ単価を上げている。数量と単価をどちらも下げているのは、焼酎とワイン。
エリアごとにみれば、酒類合計で東京区部は90.0%、大阪市は141.2%。
外食は全国が92.7%、うち飲酒代が79.1%と大幅減。相次ぐ台風上陸、初めての「山の日」、リオ・オリンピックなどが影響したとみられる。