サントリーHD、XR技術開発“TYFFON INC.”に出資
サントリーホールディングスは9月22日、TYFFON INC.(本社:アメリカ合衆国デラウエア州)に出資をした。9月27日に発表したもの。
TYFFON社は、最新のXR技術(現実世界と仮想世界を融合し、現実にはないものを知覚させる技術の総称)を用いて、さまざまなコンテンツの開発やエンターテイメントの企画・運営を行うスタートアップ企業。サントリーグループは創業以来、お酒や飲料の提供を通じて新たな生活文化の創造に取り組み続けている。XRやメタバースの分野が注目を集め、今後も市場の拡大やデバイスの進化が予想される中、TYFFON社が得意とする現実の環境を活かしたXRの活用が、飲食の場などでの新価値創造の可能性を広げるものであると考え、同社への出資を決定した。今後、両社で新たなサービスの開発を目指す。
サントリーホールディングスの未来事業開発部は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)機能を有する部署として、スタートアップ企業との連携を推進しており、今回の出資もその一環の取り組み。今後も、既存事業でのイノベーションや新たな成長領域創出の加速を目指し、活動を強化していくとしている。
〈酒類飲料日報 2022年9月28日付〉