アサヒビール 割り材用炭酸水「フィーバーツリー」国内販売権取得、「プレミアムトニックウォーター」など6商品発売へ
アサヒビールはこのほど、フィーバーツリー社(イギリス)のプレミアムミキサー「フィーバーツリー」の日本国内における販売権を取得し、2023年1月1日から「フィーバーツリー プレミアムトニックウォーター」など6商品(各200ml/オープン価格)の販売を開始する。ミキサーとはカクテルの味わいを引き立てる割り材として使用される炭酸飲料のこと。
ブランド名でもある「フィーバーツリー」は、トニックウォーターに欠かすことのできない苦み成分が取れる「キナの木」の愛称で、代表商品の「プレミアムトニックウォーター」は、キナ由来の優しい苦味とビターオレンジの爽やかな香りが特徴。直接飲用するソフトドリンクとしても楽しめる。
フィーバーツリー社は2004年にイギリス・ロンドンで設立された。創業者のチャールズ・ロールスとティム・ワリローが、製造方法や素材にこだわったジンなどのスピリッツ市場が世界で伸長していることに対し、カクテルの大部分を占める割り材がコスト重視の製品に独占されていることに疑問を抱き“プレミアムミキサー”という新市場を創出した。現在80カ国以上でプレミアムミキサーを販売している。
アサヒビールは飲む人も飲まない人もお互いが尊重し合える社会の実現を目指すために“スマートドリンキング(飲み方の多様性)”を提唱しており、「今回の販売権取得により、お客さまへのアルコール分3.5%以下のアルコール、及びノンアルコール商品の多様な選択肢の提案を強化する。“フィーバーツリー”ブランドを積極的に展開することで、グループ理念“Asahi Group Philosophy”で掲げる“期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造”の実現を目指す」としている。
〈酒類飲料日報2022年10月19日付〉