日本吟醸酒協会「enjoy 吟醸酒フェア」開催、協会加盟社の商品試飲、犬山たまき・白雪みしろなどVTuberコラボも
日本吟醸酒協会は10月26日、東京都豊島区のホテルメトロポリタン池袋で、リアルイベント「enjoy 吟醸酒フェア」を開催した。
「enjoy 吟醸酒フェア」は2部制で開催され、第1部では協会加盟社の商品の試飲など、第2部ではフリーアナウンサーの唐橋ユミさんのトークショーや、会場設置スクリーンでVTuber(白雪みしろ×姫咲ゆずる、犬山たまき×熊谷タクマ)のリレーライブ配信が行われた。
また、1部と2部の間には1部参加者の中から抽選で選ばれた人が、参加蔵元と一緒にメタバース(仮想空間)に挑戦するなどの催しもあった。参加者は1、2部合計で約1000人。
日本吟醸酒協会では2022年8月から、国内初となる日本酒DXイベントとして、「enjoy 吟醸酒フェア」を開催してきた。人気蔵元14人が毎週水曜日に入れ替わりで「全国周遊!オンライン前夜祭イベント」(全12回)を開催しているが、このほどリアルイベントとして開催された。
日本吟醸酒協会の久慈浩介理事(南部美人蔵元)は第一部の冒頭で「協会設立41年となるが、“二次元と三次元の融合”というテーマの元、新たな挑戦に取り組んでいる」とし、「日本酒は千年の歴史があるが、その中でも吟醸酒は比較的新しい。確実に評価を積み重ねてきたが、まだまだ吟醸酒を知らない方が多くいる。今回VTuberやインフルエンサーの力を借りて、そういった方々に対して吟醸酒の魅力をお届けしたい。本日用意した吟醸酒を味わってもらえれば、必ず日本酒のファンになってもらえる自信はある」と話した。
「一番大切なことは、吟醸酒がおいしいものであること。本日参加している42社は各県を代表するような銘醸蔵。さらには全社が全国新酒鑑評会に出品する非売品のお酒を持ってきている。販売しているお酒でも1本2、3万円とするものもある。様々な吟醸酒を今回のイベントで楽しんでもらい、吟醸酒を未来に伝えてもらいたい」と締めくくった。
〈酒類飲料日報2022年10月31日付〉