アサヒスーパードライ「0.0」世界8カ国で順次展開、“辛口”そのままノンアルコールビールに、日本発売予定はなし/Asahi Europe International
アサヒグループホールディングス傘下の欧州地域統括会社であり、グローバルブランドのマーケティング活動を管轄するAsahi Europe International社(アサヒ・ヨーロッパ=本社チェコ・プラハ)は、ノンアルコールビール「Asahi Super Dry 0.0」を世界で発売する。
2023年1月の英国・アイルランドでの発売を皮切りに、世界8カ国(豪州・フランス・スウェーデン・米国・カナダ・ニュージーランド)で順次展開する。日本での発売予定はない。
「スーパードライ」と同様の製法で特徴である“辛口”のコンセプトはそのままに、脱アルコール工程でアルコールを除去する製造手法を新たに採用した。330mlサイズの瓶と缶容器で業務用・家庭用市場で展開する。樽容器の展開予定は現時点ではない。
アルコール度数0.0%で、さらりとした飲み口やキレ味といった「スーパードライ」と同様の味わいを楽しめる。
発売に合わせて、デジタルやソーシャルメディアなど多様なチャネルを活用したプロモーション活動をグローバルに展開し、認知の拡大やブランドの世界観の浸透を図る。また、8月に発表した英国のプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」のチャンピオン「マンチェスター・シティ」を含むシティ・フットボール・グループとのグローバルパートナーシップなど各種パートナーシップも活用する。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」では、オフィシャルビール「スーパードライ」に加え、「Asahi Super Dry 0.0」もフランス国内の全大会会場(9都市48試合)で提供される予定。
アサヒグループホールディングスでは「ノンアルコール・低アルコール飲料の市場は、世界的に拡大を続けている。欧州事業では、2030年までにノンアルコール商品の構成比を20%にすることを目指している。今回の世界展開は、戦略の推進に向けたステップアップとなる」としている。
〈酒類飲料日報2022年11月16日付〉