“女性の女性による女性のための日本酒”「READY!LADY!READY! そらとなでしこ」発売、新潟酒販・弥彦酒造・日本航空新潟支店が共同開発
新潟酒販は4月1日から、弥彦酒造と日本航空新潟支店と共同で開発・製造した純米大吟醸酒「READY!LADY!READY! そらとなでしこ」(500ml/税抜2,000円、アルコール分15%)を発売した。
「READY!LADY!READY!」は、女性メンバーのみで構成されたプロジェクトチーム「NIIGATA LADY 酒 PROJECT@れでぃっしゅ」が米作りから携わった「女性の女性による女性のための日本酒」。「レディ!」の音を3つ重ねた商品名には、「準備はいいかい、女性たち!」という思いを込めている。
第1弾の「吟醸 for YOU」(720ml/税抜1,350円、アルコール分15%)に続き、第2弾として発売した「そらとなでしこ」は、「READY!LADY!READY!」の取り組みに共感し、日本航空新潟支店長の筒井玲子氏と、JALふるさとアンバサダー新潟担当である小川良美氏が企画段階から携わった。また、新潟担当のJALふるさと応援隊や新潟空港スタッフも含めた女性チームが酒米の田植えから稲刈り、仕込み、ラベル貼りなどの各工程の作業を行ったことに加えて、ラベルデザインや商品名の提案といった製品化にも参画している。
中味は弥彦村産山田錦を100%使用。香り豊かで非常に華やかな印象をもち、日本酒に馴染みの少ない人にも飲みやすい、カドのとれたしなやかさが感じられる味に仕上がっている。
新潟酒販特販部の熊倉章部長によると「2021年から企画が始まった“READY!LADY!READY!”だが、これまで当社の女性社員と弥彦酒造の女性の酒造技能士が企画・製造に携わっていた。当社の女性社員の中にはお酒造りはもちろんのこと、田植え・稲刈りも初めてというメンバーもいた」と説明。
続けて、日本航空が参画することとなった経緯を「日本航空には客室乗務員が自身の故郷やゆかりのある地域の活性化のために仕事をしたいという想いを強く持ち、社内公募で選ばれたメンバーで構成されている“JALふるさとアンバサダー”がいたこと。2022年に筒井玲子氏が、日本航空では初の女性支店長となり新潟に着任したこと。当社と日本航空新潟支店では元々取引があり、着任時のご挨拶で筒井支店長に企画を紹介したところ“ぜひとも当社も参画したい”と賛同いただき、今回のコラボレーションが実現した」と明かした。
さらに「今回は日本航空の他にも、大阪の近鉄百貨店の女性社員も参加している。ほかにも参加を希望する企業は続々と表れており、“女性”という共通点で企画の輪はさらなる広がりを見せている」という。
〈ミッションは「女性から見て、日本酒の存在を前向きなものとする」〉
熊倉部長は商品について「“女性の女性による女性のための日本酒”ということなので、ぜひ女性に飲んでもらいたい。国分グループ本社でも試飲を行ったが、女性社員からの購入リクエストも多かった」とするほか、「“女性から見て、日本酒の存在を前向きなものとする”のが同商品最大のミッション。酒類の活性化には女性の力が不可欠で、ワインがその良い例だと思う。“READY!LADY!READY!”では女性目線で創られた商品ということで、日本酒の経験が少ない女性でも、日本酒をよく知っている女性でも手が取りやすいのではないだろうか。近年は徐々にではあるが、日本酒を楽しむ女性が増えている。同商品がその動きをさらに推進するきっかけとなれば幸いだ」と話した。
〈酒類飲料日報2023年4月7日付〉