カバランバーカクテル「DRY シングルモルトハイボール」発売、中味はクラシックシングルモルトと炭酸水のみ/日本酒類販売
日本酒類販売は6月12日、「カバランバーカクテル DRY シングルモルトハイボール」(320ml缶/税抜330円、アルコール分6%)を発売する。
中味に「カバランクラシック シングルモルト」と、炭酸水のみ使用した缶ハイボール。原酒由来のマンゴーやココナッツといった、亜熱帯フルーツのような風味が楽しめる。
商品デザインは飲用シーンを想定した夕暮れをイメージした黄金色と、夜をイメージしたダークカラーを基調とし、既存商品のデザインと一貫した配置および筆記体デザインとした。
なお、ブランド全体の販売数量は前期2万6,000ケース強、今期は3万5,000ケース(うち、“DRY シングルモルトハイボール1万5,000ケース)を目標に設定。主なターゲットをウイスキーが好きな30~50代の男性としている。
5月17日には東京都中央区の日本酒類販売本社で発表会見を開催。日本酒類販売営業本部の亀井靖夫執行役員副本部長は「2021年6月に“カバランバー・ハイボール”と“カバランバー・ジントニック”を発売し、大きな注目を集め、販売実績もそれに伴っていた。2022年6月には“ハードティージンソーダ”を発売し、さらなる“カバランバーカクテル”の認知度向上に努めた」とこれまでの取り組み振り返った。
新商品については「ブランド展開を開始した当初からお客様から“甘くないハイボールが欲しい”という意見があり、“カバラン”を製造する金車グループと共に開発を進め、今回の発売に至った。また、過去に発売した3アイテムは台湾でも発売しているが、今回発売する商品は日本限定となる」と紹介した。
「カバラン」ブランドを保有する台湾金車グループで日本市場を担当する井上歩實氏はまず「カバランバーカクテル」について、「ブランドの理念は“FROM BAR TO CAN”。数々の世界的コンペティションで金賞を受賞してきたカバランウイスキー、カバランジンを使用したカクテルで、カバランの一貫したブランド理念を、カクテルの一滴一滴に詰め込んだ」とし、家飲みの時間をさらなる贅沢にしていくための商品と話した。
今回の商品を開発した経緯については「既存商品は特に女性のお客様から高い評価を得られていたが、男性からは無糖のハイボールが飲みたいという要望が多くあり、それにお応えした。商品開発では当社のブレンダーが味わいのバランスを徹底的に探求し、日本酒類販売との担当者とも協議を重ねて完成させた。アルコール度数は6%だが、最初からこの度数を狙ったわけではなく、テイスティングを通じてこのバランスが最適だと判断したためだ」と商品開発の経緯を説明した。
また、今回「カバランクラシック」を原酒として採用した理由を「ウイスキーは加水すると味わいが変わる。変化の仕方も原酒によって異なり、“カバラン”の中には商品はストレートが最適というものもあるが、クラシックシングルモルト”は炭酸水で割ってもおいしく楽しめるため」と話した。
〈酒類飲料日報2023年5月18日付〉