霧島酒造が20年ぶり本格麦・米焼酎発売、麦「ほろる」と米「するる」
霧島酒造(宮崎県都城市)は9月13日、「本格麦焼酎 霧島ほろる」と「本格米焼酎 霧島するる」を全国で発売すると発表した。
宮崎エリア先行・限定販売の本格芋焼酎「SUZUKIRISHIMA」にも使用している「ふわり玄米」(同社独自呼称)など、これまでに培ってきた技術を結集して開発した。商品名は、それぞれのんだ時の気持ちを表しているという。「ほろる」は、アルコール25%、900ml瓶・1,800ml瓶、税別979円・1844円。「するる」はアルコール25%、900ml瓶、税別970円。
「本格麦焼酎 霧島ほろる」は、玄米を最適に精白した「ふわり玄米」で造る米麹、同社が独自開発した「エアリアル酵母」と「紫陽花酵母」を使用し、バナナのような軽快な果実香を実現した。麦焼酎の麹に米麹を採用したことも特徴。
霧島酒造によると、「ほろる」は、味わいや飲んだ時の気持ちを情緒的に表現した言葉。心地よい果実香とやさしさに包まれたような口当たり、心が“ほろっと”ほぐれるような、どこか懐かしい麦の余韻をそれぞれの“ほろるひととき”で楽しんでほしいという思いを込めた。
「本格米焼酎 霧島するる」は、「ふわり玄米」を主原料、麹原料として使用。独自開発の甘い果実香を醸し出す「海美(うみ)酵母」、華やかな香りを生み出す「紫陽花酵母」を使用し、メロンのような甘い果実香を実現した。
霧島酒造によると、「するる」は、味わいや飲んだ時の気持ちを情緒的に表現した言葉。すっと清涼感のある果実香と心が洗われるような口当たり、心が“するっと”ほどけるような、清々しい気持ちになる米の余韻をそれぞれの“するるひととき”で楽しんでほしいという思いを込めた。
8月2日には、オンラインを併用して商品発表会見を行った。江夏順行社長は、「霧島酒造にとって、20年ぶりとなる本格麦焼酎と本格米焼酎の2つの新商品について、魅力を伝えたい。どちらも霧島酒造が100年以上にわたり培ってきた製造技術を結集した本格焼酎。特徴ある果実の香りを持ちながらも、麦と米、それぞれの原料の風味を感じられる新感覚商品」と紹介した。
〈酒類飲料日報2023年8月3日付〉