大関、純米大吟醸原酒「Number」発売、地元・西宮市の社会福祉にも貢献

大関、純米大吟醸原酒「Number」
大関、純米大吟醸原酒「Number」

大関は8月28日から、純米大吟醸原酒「Number」(720ml/税別2500円、アルコール分17%)を、兵庫県・ECサイト限定、数量限定で発売する。

酒米生産に最も適した地域の1つである兵庫県加東市の「特A地区」で、農作物の安全性を証明する国際認証「GLOBALG.A.P.」を山田錦農家として全国で初めて取得した、株式会社玄米家の山田錦を100%使用。品質にこだわり、少量手仕込みを行った。

しぼって1週間以内の原酒を瓶詰した、爽やかな吟醸香と軽快な口当たり、後味のふくらみのある心地よい余韻が味わえる。

ラベルはコンセプトである“みんな”から“十人十色”をイメージした虹色のラインに、兵庫県下の特別支援学校の生徒と、障がい者就労支援団体の利用者が1枚ずつ心を込めて手書きした「Number」が振られ、1本1本異なるデザインに仕上がっている。

また、2020年の発売から同商品売上金の一部で、西宮市社会福祉協議会の「善意銀行」に、パラリンピック競技種目「ボッチャ」の道具を購入し寄付しており、2022年の売上金の一部も寄付する。

「Number」は日本酒を通して地元である兵庫県の活性化・社会福祉に貢献することを目的に、「みんなで造る日本酒」をコンセプトとして2020年に商品化され、今年で発売4年目となる。

地域の活性化や障がい者の自立支援を行う「NPO法人とんとん」、原料となる山田錦を育てる「玄米家」、同社の酒米を販売する「藤本糧穀」、「大関」からなる兵庫県内の4社が合同で開発を行った。

〈酒類飲料日報2023年8月21日付〉

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