アサヒビール「未来のレモンサワー」渋谷を中心に飲用体験提供イベント実施
アサヒビールは6月11日から首都圏・関信越エリア1都9県で発売する「未来のレモンサワー」を五感で体感できるイベントを6月4~16日の期間で開催する(渋谷横丁のみ3~16日)。
渋谷PARCOで開催する「(no)more future bar」では、まるで未来の世界へ一歩踏み入れたような空間をイメージ。高さ3mの光る巨大缶体にアサヒビール公式LINEから取得した二次元コードをかざすと「未来のレモンサワー」を購入できる。さらに、ヒト型ロボットからの購入も可能で、同商品の魅力を五感で楽しめる世界を演出している。会場では同商品とおつまみがセットで、「オリジナル」「プレーン」ともに300円(税込)で提供される。
体験型ストア「b8ta‐Tokyo Shibuya」では、ブリヂストン社のソフトハンドロボット「TETOTE」を搭載した日本初上陸のAIロボット「Moodie」と乾杯しながら「未来のレモンサワー」を味わうことができる。また、ARスマートグラスを通じてレモン畑の中にいるような感覚を楽しめるなど、特別な飲用体験を提供する。また、「同‐Yurakucho」では、8、9、15、16日に先行試飲体験と本商品の特長を訴求する展示を開催する(平日は展示のみ)。
「渋谷横丁」では期間中各店舗で、1本549円で提供する。
〈「本日新しいレモンサワーのカルチャーが生まれると確信」― 梶浦本部長〉
6月3日には表参道ヒルズのスペースオー(東京都渋谷区)で発売記念イベントを開催した。イベントでアサヒビールの梶浦瑞穂マーケティング本部長は「イノベーションが突然生まれたわけではなく、“スーパードライ 生ジョッキ缶”で用いた技術がベースとなり、“未来のレモンサワー”の物語が始まった。新しいお酒の文化創造を目指した商品だ」とし、「開栓の音と炭酸の音、本物のレモンスライスが湧き出る衝撃、本物のレモンスライスがあるからこその香り立ちと甘みや酸味、最後にレモンは食べられるので、レモンそのものの味わいも楽しんでほしい。五感をフル活用し、未知の体験をしてもらいたい」と話したほか、「レモンスライスは1つ1つ個性が異なり、同じレモンに出会うことはない。また、熟成により味わいも変化する。お客様が開栓し、“未来のレモンサワー”は完成する」と話した。
なお、レモンは世界中を探し回った結果、中国・四川省の広大な畑で栽培されている、ポストハーベストフリーを徹底した高品質なレモンを使用しているという。さらに「レモンをどう入れるか、レモンの厚み、固形物を入れるため腐敗リスクの検証など、商品化に至るまで多くの高いハードルがあったが、新システムの構築やパートナー企業との協力で幾多もの困難を超えてきた」と商品化までの道のりを紹介した。
最後に「“未来を切り開くイノベーション”で次世代のスタンダードを創造し、将来的には世界のスタンダードとしていく。本日、新しいレモンサワーのカルチャーが生まれると確信している」と締めくくった。
発表会にゲストとして登場したオリエンタルラジオの藤森慎吾さんは同商品を試飲し、「“オリジナル”は甘味とほどよい酸味、かすかな苦みがある、味わいの整った飲みやすいレモンサワー。“プレーン”は、無糖のため甘さはなく、レモンのインパクトがダイレクトに来る。どちらかと言えば自分は“プレーン”の方が好み」と試飲した感想を語ったほか、司会から「未来のレモンサワーとは」と問われ、「レモンサワー界の“ラスボス”。これ以上のレモンサワーはない」と評した。
〈酒類飲料日報2024年6月4日付〉