アサヒ、2025年4月1日からビール類など226品目で値上げ、ビール類の店頭価格上昇率は5%から8%見込む、ビール類値上げは1年6カ月ぶり

アサヒ スーパードライ
アサヒ スーパードライ

アサヒビールは、2025年4月1日出荷分からビール類など226品目を対象とした値上げを行う。ビール類やノンアルコール飲料の主力商品の店頭価格の上昇率は5%から8%を見込む。

アサヒ ドライゼロ
アサヒ ドライゼロ

【関連記事】合同酒精、甲類乙類混和焼酎、乙類焼酎、梅酒、ウイスキー、ワインなど一部商品値上げ、甲類乙類混和焼酎は約2.2%から6.8%、「しそ焼酎 鍛高譚」は3.6%値上げ

ビール類のほか、RTD・輸入洋酒・輸入ワイン・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料などの一部商品の生産者価格を改定する。全商品(508品目)の約44%となる226品目が対象。

ビール類、樽ハイ倶楽部、樽詰めハイボール、アルパカの価格改定は2023年10月1日以来、1年6カ月ぶりとなる。RTD、ノンアルコール飲料の価格改定は 2022年10月1日以来の2年6カ月ぶり。

アルパカ
アルパカ

生産者価格の上昇率は非開示だが、希望小売価格を設定しているRTDの主力商品(贅沢搾り・GINON)は7%から8%の上昇となる。これまでの350ml/153円、500ml/208円が4月1日以降は 350ml/164円、500ml/223円となる(税別)。

また、参考小売価格を設定している輸入洋酒の主力商品(ボルス・ブッシュミルズ)および輸入ワイン(アルパカ)は6%から12%の上昇となる。

同社では「現在、包装資材を含む原材料価格の高騰に加えて、輸送にかかる物流費などのコスト上昇が継続している。このような厳しい環境のなか、高品質で安心・安全な商品を安定的に提供するため、事業活動全体でコスト削減や生産性の向上に努めてきたが、企業努力だけで吸収することが困難な状況のため、今回やむを得ず一部商品を対象に価格改定を実施する」としている。

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=本体価格12,000円+税6ヵ月=本体価格23,000円+税1年=本体価格44,000円+税