「スタイルバランス」新橋にポップアップストアオープン/アサヒビール
アサヒビールは12月9~13日の5日間、東京・新橋で、「サクッと食生活サポート スタイルバランス亭」をオープンする。営業時間はランチが12~14時、ディナータイムは17~21時30分で、「スタイルバランス」“食生活サポート”シリーズの3品種飲み比べセット(各100ml)と「鮭の照り焼き七味風」「ほうれん草の味噌マヨ和え」「4種の野菜の和風マリネ」「もち麦ごはん」の、管理栄養士が監修した栄養バランスの取れたメニューを提供する。価格はランチが500円、ディナーが300円。ディナーは「もち麦ごはん」が省かれたおつまみスタイルの提供となる。
同社は出店の目的を「食生活サポートシリーズには難消化性デキストリンが含まれており、食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能があることが報告されている。忘年会シーズンで食生活が乱れやすいと言われる12月に“アサヒスタイルバランス”の食事との相性の良さを訴求することで、食中の選択肢としての魅力を発信し、ノンアルコール飲料を日常的に取り入れたお酒との付き合い方や健康を意識した食生活の価値を提案する」としている。
なお、同社によると、ノンアルコールRTD市場全体の1~10月の販売金額は前年比104%程度で推移する中、「スタイルバランス」は健康的なイメージやおいしさ、豊富なフレーバーが評価され、前年比128%と推移しているという。
〈「スマドリ」“飲める人”のうち20代の認知度は74%、30代は67%に〉
9日にはオープン発表会を開催し、同社スマドリマーケティング部長とスマドリ社の代表取締役社長を兼任する高橋徹也氏が今回のポップアップストアや「スマートドリンキング」(以下、スマドリ)の取り組みについて説明した。
高橋社長は「飲める人も飲めない人もみんなが楽しめる、体質や気分に合わせた自由な飲み方」というスマドリの考え方を説明したのち、「吉本興業の『“誰もが、いつでも笑顔や笑い声を持てる社会”の実現』という行動憲章と、当社の“飲み方を、もっと自由に、自分らしく”という考え方をかけ合わせて、皆様に共感してもらえる生活文化の創造に取り組んできた。具体的には浜田雅功さん、小杉竜一さん、福田麻貴さん、亜星さんのユニット“飲みトモズ”を通じて、料飲店を舞台に“飲めない人が、自分のままで良いと安心し、積極的に飲み会を楽しむような世界観”を提案してきた。その成果もあって、2023年3月の末時点ではスマドリの認知度は16%だったが、24年10月の調査では42%にまで向上した。また、お酒を飲める人のうち20代の74%が、30代の67%がスマドリを認知している。25年までに全世代での認知度40%を目指しており、その目標は達成できる見通しだが、長期的には松山社長とも“クールビズの認知度(90%程度)を目指そう”と話しているので、そこまで諦めずに頑張っていきたい。また、“飲めない人”の認知度が“飲める人”に比べると低くなっており、そこを上げていかなければ90%には近づけないと考えている」とスマドリの取り組みについて説明した。
また、今回のポップアップストアについては「“スタイルバランス”は、一言でいえば“おいしくて身体にも嬉しいノンアル”だ。お店は和食料理と食堂をイメージし、居酒屋など料飲店が多い新橋に出店することとした。機能性の他にも、食シーンでの魅力も感じてもらいたい」と話した。
今回料理を監修した管理栄養士でYouTuberのおすぎさんは「忘年会や仕事で多忙な方の中には、食べすぎてしまったから一食抜いてしまったり、肉ばかり食べていたから野菜だけにしたりする方など、極端な調整をする方もいるが、長続きしない上に健康にも結びつかない。そこで、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスが良いメニューを考案した」と話した。
〈酒類飲料日報2024年12月10日付〉