阪神・淡路大震災発生年に仕込んだ純米古酒発売、日本財団の「災害復興支援特別基金」に売上の全額を寄付/沢の鶴

沢の鶴「1995年醸造 生もと純米古酒」
沢の鶴「1995年醸造 生もと純米古酒」

沢の鶴は2025年1月17日から、阪神・淡路大震災の年に仕込んだ「1995年醸造 生(き)もと純米古酒」(720ml/税込10万円、アルコール分16%)を10本限定で発売する。販売は電話(078-881-4301)かオンラインショップの特設ページのみで受け付ける。

同社は1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で木造の蔵(7蔵)がすべて倒壊したほか、資料館が全壊する被害を受けたものの、電気や水が復旧し、片付けが終わった3月に仕込みを再開。

同商品は搾ったあと、一旦ホーローのタンクに貯蔵され、1996年7月から8月にかけて、41日間オーク樽で貯蔵。再度ホーロータンクに戻され、火入れしたのち室温10度の貯蔵庫で静かに熟成を重ねた。30年の熟成を経て程よく熟成した中塾タイプの古酒となった。オーク樽に貯蔵した事によるフレーバーが特長。

同社は「震災を経験した蔵元として、起こり得る災害に対する備えの必要性を痛感している」とし、大規模な災害が発生した際に民間の立場で迅速な緊急支援を実施することを目的とした、日本財団の「災害復興支援特別基金」に商品の売上の全額を寄付する。

◆沢の鶴オンラインショップ特設ページ

〈酒類飲料日報2024年12月12日付〉

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