【2月の豚肉需給展望】 全体的に弱含みの展開、税抜460~480円の展開か

1月の豚枝肉相場は、前半こそ税抜400円台後半でスタートしたものの、中旬には430円前後まで下落するなどやや中だるみの展開となり、下旬にかけて1日当たりの出荷頭数が6万頭台前半にまで減少したことで再び400円台後半まで持ち直した。末端需要は引続きバラ、カタロースが堅調、中旬以降はトンカツ需要でヒレの動きも良好な動きを見せている。スソ物の動きは月間通して芳しくなく、凍結在庫がタイトにあるものの、決算期を控えていることや枝相場が下がり切らなかったことから、無理してまで仕込みをせず、価格対応で売り切るケースも見られた。2月は基本的に需要が低迷する時期となるため、相場の上げ材料は乏しく、弱含みの展開が予想される。枝肉相場も上物税抜きで460~480円(税込500~520円)程度とみられる。ただ、2月第1週目に続き2週目以降も6万頭台前半の少な目の出荷となった場合は相場も締まる可能性もある。スーパーは決算期にあるため、中旬から月末にかけて末端の販促がどの程度まで強まるか注視したいところだ。