3月牛肉輸入は16%増の4.2万t、うちチルドは1.9万t-振興機構需給予測

農畜産業振興機構は24日、2017年2月~4月の牛肉・豚肉・鶏肉の需給予測を発表した。このうち輸入量の動向は次の通り。

【牛肉】3月の輸入量は16.3%増の4万2,000t、4月は11.8%減の4万6,000tと予測している。

チルドは、豪州産の減少が見込まれる一方で、米国産は生産量の回復に伴い増加が見込まれる。3月は1万8,600t、4月は2万tを見込む。2~4月の3カ月平均では前年を上回る1万8,500tが見込まれる。

フローズンは、低い在庫水準を背景に増加が見込まれ、3月は2万3,500t、4月は2万6,000tを予測。

【豚肉】3月の輸入量は5.9%減の6万7,700t、4月は3.0%減の7万3,800tを予測している。チルドは、好調な需要を背景に、過去5年間平均を上回る2万9,000t前後で推移すると予測している。フローズンは、在庫を調整する動きも見られ、3、4月とも前年を下回る見通し。

【鶏肉】輸入量は、7割以上を占めるブラジル産の現地の減産傾向を背景に、3月は3.6%減の4万2,800t、4月は15.4%減の3万9,900tを予測。なお今回の一部ブラジル産の輸入手続き保留の影響は加味されていない。

生産量は、3月は1日当たりの生体処理羽数は前年を上回るものの、生体重量が前年を下回るため0.8%減の131.3万t、4月は生体重量は上回るものの、稼働日数、生体処理羽数が前年を下回り1.2%減の129.8万tを予測している。