2月の外食売上は前年うるう年や祝日土曜と重なるもFF好調で1.8%増-JF
日本フードサービス協会(JF)は27日、会員を対象とした2月の外食産業市場動向調査結果を発表した。2月は、うるう年だった前年に比べ営業日数が1日少なく、また、祝日が土曜日と重なるなどの影響があったにも関わらず、ファストフード(FF)の堅調などもあり、全体売上は1.8%増と6カ月連続して前年を上回った。また、初めて実施された「プレミアムフライデー」は、都心部の居酒屋など一部で集客にプラスとなるところもあったが、効果はまだ限定的と言えるとしている。FFの堅調の一方、ファミリーレストラン(FR)は1.4%減と減少、うち焼肉FRは3.3%増と洋風、和風などが減少する中で増加となった。
FR業態は、概ねどの業種も営業日数減と土曜日が少ない曜日回りの影響で客数が減少、売上高は、洋風FR1.7%減、和風FR3.0%減となった。焼き肉FRでは、2月9日に“肉の日”キャンペーンを行ったことなどで集客が好調、店舗数増もあり、売上高は3.3%増となった。
FF業態は、全体売上は4.6%増と前年を上回った。洋風FFは各社まちまちだったが、期間限定商品などプロモーションが奏功したところもあり、売上は7.2%増、和風FFは店舗数の増加と新メニューの投入による客単価上昇で売上高は1.4%増となった。