ブランド食肉伸びる、今期は生産で桜姫10%、麦小町80%増を計画-日本ハム
日本ハムは11日、同社・東京支社で記者会見し2017年3月期決算内容を説明した。大阪本社での会見内容は既報の通りだが、東京会見ではブランド食肉の販売状況、ブランド食肉を使用したギフト商品、ウルグアイでのビーフパッカー買収の狙い、新商品の豊潤あらびきウインナーの販売状況で質疑があった。
ブランド食肉の販売状況について井上勝美取締役専務執行役員食肉事業本部長は、「昨年の実績で、国産豚肉・麦小町は248%、国産鶏肉・桜姫が117%、大麦牛が125%、とうもろこし三元豚が142%、ドルチェポルコが124%とそれぞれ伸びた。今期は生産ベースで桜姫が110%、麦小町が180%を計画している」と説明した。
引き続きブランド食肉を使った加工品では川村浩二代表取締役専務執行役員加工事業本部長が、「展示会でも注目されたが、桜姫、ドルチェポルコを使うなど新商品にブランド食肉を使って付加価値を上げる取組みを行っている。目立ったところでは、ハムソー分野ではドルチェポルコを使った焼豚、デリ商品では桜姫を使った塩からあげ、それ以外にもドルチェポルコを使ったピザなどを展開している。また中元ギフトは、10周年を迎えた美ノ国を中心に進化させ、大判ももハム、布巻きロースハムを投入するほか、ブランド食肉のドルチェポルコを使った洋風のハムソーギフトを新規に販売する。これは様々なソースをつけてという新しい食べ方を提案する」と述べた。