10月の鶏肉輸入量は6万tに迫ると予測、ブラジル4.6万tに—日本食肉輸出入協会

日本食肉輸出入協会は18日、鶏肉の輸入動向検討委員会を開き、現地積出し数量及び検疫数量をもとに9~11月の鶏肉輸入量予測をまとめた。それによると、9月は前年同月比25.2%増の5.3万t、10月は19.2%増の6.0万t、11月も3.2%増の5.3万tとそれぞれ5万tを大きく超し、10月は6万tに迫る大量輸入を予測している。

9月の輸入量は前年同月比25.2%増の5万2,600tと予測。国別ではブラジルが34.5%増の3万9,000t、タイが1.1%減の1 万1,200t、米国が49.1%増の2,000t、その他が18.3%増の400tとしている。10 月は全体で5万9,700t、うちブラジルは4万6,300t、タイは1万1,000t、米国が2,000t、その他が400t。11 月は全体で5万3,400t、うちブラジルは4万t、タイは1万1,000t、米国は2,000t、その他は400t。

同委員会は「10月現在、タイ産は数量、価格とも堅調に推移。ブラジル産は依然として、現地積み出し数量が不透明で、価格も軟調。非常に先が読みづらい状況が続く見込み」としている。

〈畜産日報2017年10月19日付より〉