18年伊藤ハム春の新商品商談会、新商品はハム・ソーセージ24、調理品52アイテム
伊藤ハムグループは25日、東京・目黒区の東京事務所で2018年春の新商品商談会を開いた。次期の商品施策では、今期注力してきた「The GRAND アルトバイエルン」「朝のフレッシュシリーズ」などブランド強化と、調理食品の開発強化の2つの基本方針を継続、新商品ではハム・ソーセージ24アイテム、調理食品で52アイテムを投入、リニューアルはハム・ソー35アイテム、調理食品25アイテムに上る。
また、今年で創業90周年を迎えること踏まえ、「90周年 感謝を ずっと」をテーマに掲げた各種取組みを行う。
具体的には、90周年ロゴデザインを作成し、主要ブランドのパッケージや広告物へ掲載するほか、「ジャンボポールソーセージ300g」「ギフト90周年記念セット」など記念商品を発売。さらに、「おかげさまで創業90周年」を掲げ、〈1〉感謝をずっとキャンペーン(4月1日~19年1月31日、対象商品:ポークビッツ、チーズイン、べルガヴルストシリーズなど)〈2〉朝ハムで笑顔の食卓キャンペーン(3月16日~6月30日、朝のフレッシュシリーズ)〈3〉グランドアルト熟成キャンペーン(4月1日~5月31日、グランドアルトシリーズ)――の3つの総合・単一キャンペーンを展開する方針だ。
ハム・ソーセージの主な施策では、「The GRANDアルトバイエルン」について、「熟成」を強調したパッケージデザインにリニューアル。テレビCMも「熟成=美味しい=The GRAND アルトバイエルン」と、ブランド価値を伝える内容に変更する。一方、「PRIME あらびきグルメ」は、「特撰あらびきグルメ」として新たに発売。その名の通り、口に広がる旨味やあらびき感をより感じられるよう、ウインナーの径を従来よりも2㎜太くして食べ応えを改善した。売場で見つけ易いよう、商品パッケージには「特撰」の文字を強調している。「朝のフレッシュシリーズ」では、朝食のパンや卵に合う直径11cmの「大判ソーセージ」(41g×3連および4連)を新たにラインアップ。同シリーズのしっとりボンレスハムは、より消費者に伝わり易いよう商品名を「ももハム」に改め、テーマカラーも緑からオレンジ色にリニューアルした。
調理食品では「レンジでごちそう」シリーズから、深みのある本格的な味わいが堪能できる「牛タンシチュー」を新規投入し、合計5アイテムで展開する。簡便調理品としては、常温保存可能な「ささっと献立シリーズ」(4アイテム)を新たに投入し、商品パッケージには作り方の動画にアクセスできるQRコードを貼付している。このほか、市場規模が大きく拡大しているサラダチキン類では、「サラダチキン(梅しそ)」をラインアップに加えるほか、より手軽に食べられ、かつシールド乳酸菌を配合した「サラダチキンスティック」を新たに投入。さらに、料理の素材としてサラダチキンの展開を広げるため、「ガバオライスの素」「バターチキンカレーの素」「ナシゴレンの素」の調味料を提案。菊水からは新たに「野菜とオレンジ果汁の涼麺」「よだれ鶏ソースの涼麺」を発売してサラダチキンとのクロス販売を提案してゆく方針だ。
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