サラダチキン2品発売、味と食感にこだわる—福留ハム・春のプレゼン東京会場
「JAS特級あらびきポークウインナー」は、デザインを一新しDLG金賞受賞を前面に打ち出し金色のパッケージとした。また80gの便利な小袋タイプを追加した。同商品では広島などでTVCM(金メダル編)の放映も行っている。
ロングタイプでは、「JAS特級あらびきロングポークウインナー」と「あらびきロングピリッ辛ウインナー」を提案。過去にロングタイプを販売していたが、原料高騰により一時はミドルタイプになっていた。もう一度改めてロングタイプとして販売、パッケージもクリアタイプにしてひと目で見て分かるようにした。
松阪ハムとの業務提携では、ロマンティック街道に「肩ロース生ハム」「ロース生ハム」「生ベーコン」を追加した。これまでお互いの商品の販売を行ってきたが、今回、OEMによる生産・販売まで拡大した。第1弾として松阪ハムの強みである生ハム取り上げ、定番の生ハム2品と、他社ではあまり例のない生ベーコンを販売する。
ハンバーグの充実も今回のポイントであり、「肉厚ハンバーグ」2品を新発売するとともに、「ソースが決めてのおいしいハンバーグ」3品をリニューアルした。このうち「肉厚ハンバーグ」は、厚さ3.5cm、内容量は肉200g、ソース100gの合計300gと見た目の厚さ、ボリューム感が特長。希望小売価格は358円(本体)。同社では、見た目のインパクト、価格、おいしさと食感によりリピートにつなげたいと話している。デミグラスソースとステーキソースの2品を用意した。「ソースが決めてのおいしいハンバーグ」は、原料をすべて国産原料肉としリニューアルした。国産にこだわる消費者だけではなく、おいしさも増すなど基礎から見直した。
「おにくバル」シリーズには、「牛すじ煮込み(和風しょうゆ)」「豚肩ロース煮込み(赤ワイントマトソース)」の2品を追加した。同シリーズでは売価を298円(同)にするとともに、ソースのバリエーションを増やした。会場では、パスタと豚肩ロース煮込みを和え、ソースにこだわったことでパスタソースとしても使用できることを訴求した。
サラダチキンでは、「野菜と一緒に食べよう国産サラダチキン」「同国産スモークチキン」の2品を新発売する。ノンスモークとスモークだが、国産ムネを使い、皮つきをスモーク、皮なしをノンスモークに使用した。後発になるが、しっとりした食感と味にこだわった。希望小売価格は258円。
「豚とろシリーズ」では、従来のブロックタイプに切落し3品(豚とろでつくったショルダーベーコン、同ペッパーショルダーベーコン、豚とろあぶり焼豚)を追加した。豚とろという小型のブロックをスライスするのは大変だが、おつまみ用に食べやすいようにスライスした。198円での販売を想定。
同社の看板商品である「花ソーセージ」では、「花ソーセージピザ」を新発売(昨年10月)。花ソーセージは首都圏でも受験や桜のシーズンに販売されるが、業務用をはじめピザなどバリエーションを広げ全国的な定番化を目指す。
〈畜産日報 2018年1月29日付より〉