連結売上と純利益は過去最高更新、単体では営利、経常も最高に/プリマハム・松井鉄也社長
同期の連結業績は、売上高が前年同期比8.6% 増の3,945億3,400万円、営業利益は同15.6% 減の131億2,900万円、経常利益同15.3%減の136億4,600万円、当期純利益は同4.0%増の104億1,300万円となった。
18年3月期の業績について松井鉄也社長は、「売上高と当期純利益は増加して過去最高を更新したが、営業利益と経常利益はかなりのマイナスとなった。これは、最も大きな原因が(CVS向け商品の製造を手掛ける)プライムデリカ(株)において野菜の高騰が大きく影響したため。そのため、プリマハム単体では、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに過去最高を更新している」と説明した。
さらに、同期の連結売上高が前期から8.6%増、約300億円強の増収となったことについて「私が2年前に20年には5千億円を目指そうと社内的に呼び掛けてきたが、この8.6%増をこれから毎年3年連続で達成すると5千億円に達することになる」と期待感を示した。
商品別の売上高(通期)は、ハム・ソーセージが861億5,800万円・10.0%増、加工食品1,663億1,900万円・15.6%増、食肉1,415億6,700万円・4.5%増、その他4億9,100万円・18.0%増と、いずれも前期を上った。松井社長は「ハム・ソーは順調に3年連続で伸びている。
加工食品も同様に伸びているが、特に今期は大きく伸びており、一番大きいのがファミリーマート向けの焼き鳥。これはお化け商品であり、昨年と一昨年では加工食品ではサラダチキンが大きく伸びたが、それに加えて前期は焼き鳥が伸長した。食肉は16年3月期から17年3月期にかけてへこんだが、18年3月期は16年3月期に近づいている。今期、(複数の)養豚場を子会社化するなどしており、今後は順調に伸びるとみている」と述べた。
〈畜産日報 2018年5月17日付より〉
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