6月11日からTVCMスタート、「夏、ゲンキ集まる!」篇/MLA豪州食肉家畜生産者事業団
「ラグビーでおいしいビーフの争奪戦?!」をテーマに、オージー・ビーフで元気になるイメージを打ち出すTVCMを6月11日から全国でオンエア――。MLA豪州食肉家畜生産者事業団(アンドリュー・コックス駐日代表)は22日、品川プリンスホテルで「オージー・ビーフ、夏の元気キャンペーン2018」発表会を開いた。小売業界、食肉関係者、メディア関係者85人が参加した。同発表会は25日に大阪でも開催される。
日本で60年以上親しまれているオージー・ビーフは、日豪EPAの発効から5年目となる今年4月から関税が冷蔵で29.3%、冷凍で26.9%に低減され、より身近になっている。最近の健康志向の高まり、赤身肉ブームでオージー・ビーフの美味しさ、栄養価に注目が集まっており、夏のBBQシーズンに向けた「夏の元気キャンペーン」でさらに需要喚起を図っていく。
当日は、コックス駐日代表が、「17年度の牛肉の需要は14年ぶりに90万tを超す水準となった。さらに01年の高いレベルに回復する余地はまだまだあると考えている。17年のオージー・ビーフの日本への輸出量は全輸出量の29%を占め、チルドでは43%、グレインフェッドでは52%を占める。17年の対日輸出量は11%増加し、18年1~4月もすでに10%増加し、オージー・ビーフの需要の高まりが分かる。一つの要因は日豪EPAによる関税削減であり、TPPについても今年中に関税が下がると期待している。もう一つが原産国表示だ。消費者の購買要因をみると、原産国が最も多く、2位が肉の色、3位が価格と続く。よい肉色と賞味期限がオージー・ビーフの優位点であることは皆さんがご承知の通り。さらにMLAとしては原産国表示を特長として挙げたい。消費者調査では、品質、愛着(家族のお気に入り)、安全性に秀でていることが明らかになっている。“TRUE AUSSIE”ロゴマークの認知度は40%、パッケージへの表示率は73%に達している。“鉄で元気”や“元気キッズプロジェクト”など消費者に寄り添ったキャンペーンを実施しており、今回の夏の元気キャンペーンはMLA最大のキャンペーンとなる。“夏といえばオージー・ビーフ”を想起させるキャンペーンを実施する」と背景を説明した。
TVCMは、「夏、ゲンキ集まる!」篇を6月11日から全国でオンエアする。ある夏のお昼、ラグビーの試合を終えた子どもたちと家族が歩く帰り道、どこからともなくジューシーなお肉の香り。おいしそうな香りに食欲をそそられた2組の家族がオージー・ビーフを求めて小走りになり、やがてゴールならぬ売り場になだれ込むするストーリー、という。パワフルで元気の象徴であるオーストラリアの国民的スポーツであるラグビーを通じて、オージー・ビーフで元気になるイメージを打ち出す。家族や友人が集まって自宅やアウトドアでBBQを楽しむ合言葉「レッツバービー」をオージーマークとともに印象的に表現した。
また「オージー・ビーフでレッツバービー!」キャンペーンを同じ6月11日にスタートさせる。8月31日までの期間中、CMに連動し、WEB上でCMクイズに答えると、抽選で1,129人(イイニク)にオージー・ビーフなど豪華賞品をプレゼントする。この夏、「厚切りステーキ」「ステーキカップ」、オーストラリア流BBQ「バービー」を通して食卓にゲンキを届ける。
キャンペーンに関連して、“TRUE AUSSIE”ロゴマークに「鉄分たっぷり牛赤身肉」との鉄分を訴求したステッカー、オージー・ビーフの厚切りステーキの簡単な焼き方を3ステップで紹介したポスターなどを提供し、売り場を活性化させる。
〈畜産日報 2018年5月24日付より〉
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