米国産羊肉の輸入が解禁、11日付で衛生条件締結/農水省

畜産日報 2018年7月12日付
農水省は11日付で、米国から日本向けに輸出されるめん羊・山羊肉の家畜衛生条件が締結されたことを発表した。03年12月のBSEによる輸入停止以来、15年ぶりの解禁となる。今後、米国農務省(USDA)による対日向け輸出施設が認定される運びとなる。

輸出品目は、▽対日輸出プログラムで定義された12カ月齢超の頭部(扁桃を含む、舌、頬肉および皮を除く)▽脊髄▽全月齢の脾臓および回腸――を含まないめん山羊肉。指定施設は、米国農務省農業マーケティング局(AMS)から認証された、日本向けEVプログラムを満たした施設に限られ、今後、AMSのサイト(https://www.ams.usda.gov/sites/default/files/media/LSOfficialListingOvineEVProgram.pdf)に指定施設の認定リストが掲載される。

〈畜産日報 2018年7月12日付より〉

【関連記事】
・ウルグアイ産牛肉、アルゼンチン・パタゴニア産牛肉の輸入解禁了承—家畜衛生部会
・アルゼンチン向け輸出牛肉解禁、6月22日現在で3施設を認定/農水省
・北海道の羊を10年で10万頭に 「ニュージーランド北海道羊協力プロジェクト」始動