JBSオーストラリアがグレインフェッドビーフ「YARDSTICK」を発売
JBSオーストラリアはこのほど、新たなプレミアム・グレインフェッドビーフの基準として「YARDSTICK」を発売した。
今回の新たなブランドについて、JBSオーストラリア北部営業本部長のブレンダン・タット氏によると、「Yardsitck ブランドは、単にMB2+を保証するというブランドだけではなく、長年蓄積された生体牛のバイヤー、フィードロット、そして対日本市場向けに長く生産を行っている工場スタッフの“高い経験値と熟練の技術”を集約したブランド。その品質は他社が簡単に真似ができるものできない“職人の技”を集結させたブランドであり、その品質には自信がある」と語っている。
さらに、「自社所有の2つのフィードロットに限定し、全て自社工場であるビーフシティとリベリナのみで生産するという一貫生産体制を敷いており、グレインフェッドビーフの生産を得意としているJBSオーストラリアならではのブランドということが言える」としている。タット氏によると、フィードロットと工場は隣接しており、牛たちは歩いて工場まで移動することができるといった特長があり、長距離をトラックで運ばれることから生じるストレスがないことから、その肉質は高く、また、丁寧かつ正確な熟練の作業員たちにより生産されることで、高いマーブリングと柔らかさを実現していると自信をのぞかせている。
JBSオーストラリア北部営業本部長 ブレンダン・タット氏
ブランド名のヤードスティック(物差し、基準)は、その名の通り、高品質なオージー・ビーフの新たな指標となるべく、国内外の牛肉マーケットに提案していく方針だ。日本ではスターゼンインターナショナルが中心となって、小売から外食業界まで幅広いチャネルに提供していく。
〈畜産日報 2018年11月12日付より〉